出版社内容情報
吉田健一 著
富士川義之 編
ユニークな文体で独自の優雅な文学空間をかたちづくる吉田健一の世界。「海坊主」「空蟬」「道端」「或る田舎町の魅力」「逃げる話」「沼」「邯鄲」「ホレス・ワルポオル」「酒の精」ほか11編。
著者紹介
吉田健一 (ヨシダケンイチ)
1912年、東京生まれ。父吉田茂に従って海外各地で育った。ポーやヴァレリーの翻訳から文学活動を開始し、反ロマン主義的批評を数多く執筆するかたわら、『瓦礫の中』など多くの小説も手掛けた。主な著作に『吉田健一全集』がある。
富士川義之 (フジカワヨシユキ)
1938年生まれ。評論家・英文学者。著者に、『風景の詩学』『記憶のランプ』『幻想の風景庭園』など。



