感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
帽子を編みます
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【月を愛でる読書会2021】文学の中で月世界、宇宙(インナースペース)がどのように描かれてきたかを考察する本です。広範な知識が前提となるので、手に負えません、ケプラー『夢』は作者の専門なので特に必要です。とばしながら読みましたが、知っている名前デフォー、ヴェルヌ、スウィフト、ミルトンなどが出るとホッとします。第4章偽りの翼に出てくる小説たち、あらすじだけでも面白そうです。文章だけでは難しい描写も口絵で確認出来ます、翼の形もいろいろです。宇宙の知識、ガリレオ、ケプラー、欧州での情報の伝播の速さに驚きます。2021/09/22