出版社内容情報
私たちの健康はみんなとつくる
コロナ禍を経て、私たちは自身や身の回りの人の「健康」をこれまで以上に敏感に意識するようになりました。「健康経営」や「ウェルビーイング」といったキーワードを耳にする機会も増え、健康市場は広がりをみせています。
本書では、自らの力で健康をつくり、そして、周囲の健康づくりも推進する、というヘルスプロモーション(=健康促進)の実践に対して、はたらく場(職場)/いのちの場(病院)/まなびの場(学校)/くらしの場(地域)、という4つの「生活の場」からアプローチします。どんな取り組みが可能なのか、そして、現在、どんな実践がなされているのか、豊富なイラストとともに概説します。健康教育の現場で活かせるワークも掲載し、楽しく学べ、現場に活かせる一冊です。
【目次】
第Ⅰ部 世界と日本の健康格差
1.世界と日本の保健統計
2.日本国内の健康格差
3.ヘルスプロモーションと統計データ
第Ⅱ部 生活の場面からみるヘルスプロモーション
1.ヘルスプロモーションとは?
2.セッティングズ・アプローチとは?
第1章 はたらく場のヘルスプロモーション
1.職域ヘルスプロモーションと労働安全衛生の統合
2.はたらく場を元気にする具体的な取り組み
3.健康教育DXとデジタルヘルスリテラシー
第2章 いのちの場のヘルスプロモーション
1.病院が取り組むヘルスプロモーション活動
2.地域課題の共有から始まる健康づくり
3.病院スタッフのためのヘルスプロモーション
4.地域の力を高める
5.デジタルヘルスリテラシー
6.まとめ
第3章 まなびの場のヘルスプロモーション
1.まなびの場で育むみんなの健康
2.子どもの健康(幼児~青年期)
3.教職員の健康
4.まなびの場がつなぐヘルスプロモーション
第4章 くらしの場のヘルスプロモーション
1.コミュニティで活かすヘルスプロモーション
2.コミュニティナースとコミュニティの連携
3.企業が取り組むヘルスプロモーション
4.薬局でのヘルスプロモーション
5.コミュニテイナースの仕事の持続可能性
内容説明
私たちの健康はみんなとつくる。公園・会社・病院・学校・地域で、ウェルビーイングなくらしをつくる実践者(医師、看護師、薬剤師、保健師、教師、人事部、自治体、NPO、コミュニティナース…and more.)のために。
目次
第1部 世界と日本の健康格差(世界と日本の保健統計;日本国内の健康格差;ヘルスプロモーションと統計データ)
第2部 生活の場面からみるヘルスプロモーション(はたらく場のヘルスプロモーション;いのちの場のヘルスプロモーション;まなびの場のヘルスプロモーション;くらしの場のヘルスプロモーション)
著者等紹介
鈴木美奈子[スズキミナコ]
順天堂大学国際教養学部/順天堂大学大学院医学研究科准教授。日本ヘルスプロモーション学会常任理事。順天堂大学スポーツ健康科学部健康学科卒業後、同大学院スポーツ科学研究科にて博士号取得(スポーツ健康科学)。専門は健康社会学、ヘルスプロモーション。教育・研究とともに、自治体や企業での健康関連事業・健康経営のアドバイザー、病院でのヘルスプロモーション(HPH)活動に携わっている
福田洋[フクダヒロシ]
順天堂大学大学院医学研究科先端予防医学・健康情報学講座特任教授。日本ヘルスプロモーション学会常任理事。山形大学医学部卒業、順天堂大学大学院医学系研究科(公衆衛生学)修了、ミシガン大学公衆衛生大学院疫学セミナー修了。専門は予防医学、産業保健、健康教育・ヘルスプロモーション、ヘルスリテラシー。さんぽ会(産業保健研究会)会長
阪本直人[サカモトナオト]
筑波大学地域医療教育学/健幸ライフスタイル開発研究センター特任講師。日本ヘルスプロモーション学会常任理事。亀田総合病院家庭医後期専門研修修了後、産業医・総合診療医として活動するとともに、医学生・若手医師やコミュニティナース育成にも尽力(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



