内容説明
人類と砂漠の歴史を壮大なスケールで解き明かす。
目次
第1編 イエローベルトの文明の盛衰―文明の多様性(メソポタミアの環境史―自然観・歴史展開・文化の視点から;楼蘭はなぜ滅んだのか―最新の調査成果を踏まえて;砂漠にさまよう舟―小河墓遺跡を残した人々の栄枯盛衰;秦漢帝国と黄土地帯―黄土が生んだ中国古代文明)
第2編 イエローベルトのなりわい―資源と管理(モンゴルにおける遊牧―その特徴がしめす現代的変容;環境変化となりわい動態―アフリカ半乾燥地の農耕民グルマンチェ;アラビア半島におけるヒマー保全システムの歴史―イスラーム教徒が育んだ生態学的な社会制度)
第3編 イエローベルトの適応戦略―定住と移動(初期農耕誕生へのプロセス―更新世末期から完新世初頭の西アジア環境史;適応としての移動―中央ユーラシアにおける環境変動と人間の適応;イエローベルトとブルーベルトが出会うところ―初期人類による出アフリカ拡散の舞台として)
第4編 イエローベルトの文明環境史―時空間を超えて(動く人々・動く境界―アジアの過去に学ぶこと;インダス文明の文明環境史―環境決定論の陥穽)
著者等紹介
佐藤洋一郎[サトウヨウイチロウ]
総合地球環境学研究所副所長・教授。専攻:植物遺伝学
谷口真人[タニグチマコト]
総合地球環境学研究所教授。専攻:水文学、地球物理学、地下水学、自然地理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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