内容説明
地球はいま、何をなすべきか?温暖化や原発に、どう向き合うのか。戦後精神離脱からの先鋭な文明論。
目次
第1章 地球温暖化交渉―理想主義の終わり
第2章 長距離越境大気汚染条約と科学的アセスメント
第3章 IPCC―科学と政治のキメラ
第4章 排出権取引(EU‐ETS)とEU拡大
第5章 冷戦遺産としての20世紀科学技術
第6章 気候安全保障論の登場
第7章 コペンハーゲン合意とその後―露出した分水嶺
第8章 課題としての中国
終章 21世紀日本と自然の脅威―地球物理学変動枠組み条約に向けて
著者等紹介
米本昌平[ヨネモトショウヘイ]
1946年愛知県生まれ。京都大学理学部卒。証券会社を経て三菱化成生命科学研究所入所。2002年、科学技術文明研究所所長。現在、東京大学先端科学技術研究センター特任教授。専攻 科学史・科学論。主要著作『遺伝管理社会』(弘文堂、1989年度毎日出版文化賞受賞)、『知政学のすすめ』(中公叢書、1999年度吉野作造賞受賞)、『バイオポリティクス』(中公新書、2007年度科学ジャーナリスト賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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