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出版社内容情報
偽装犯罪、ロマンス詐欺などの原点になったフランス精神医学古典
19世紀から20世紀にかけて展開されたパラノイア論は、現代精神医学が生物・自然科学主義へ回帰して病因論仮説を排除したことにより衰退しました。しかし統合失調症と妄想症をめぐる問題の本質が解明されたわけではありません。空想、虚言、詐病、体感異常などは、動物にはなく人間に特有な症状です。本書で空想妄想病、ミトマニー、セネストパチーを紹介する目的は、特異で稀な周辺領域に光を当てることで、未解決なまま永く放置、忘却されているパラノイア論の議論を復活させ、動物とは異なる人間固有なものとは何かという精神医学の基本問題に新たな視点を提供しようとするものです。
【目次】
第1章 空想妄想病(妄想性ミトマニー)
第2章 ミトマニー
第3章 セネストパチー(体感症)
解説
用語対照表
内容説明
空想虚言、ミュンヒハウゼン症候群、頻繁手術症、偽装犯罪、ロマンス詐欺などの原点になったフランス精神医学古典。本書はフランスにおけるパラノイア論の白眉である。これを読むと、20世紀初頭にぶつかり合ったドイツ学派とフランス学派さらにヨーロッパ精神医学の全貌を、当時の熱気とともに概観することができる。その飛沫こそ解釈妄想病、復権妄想病などの慢性妄想病群である。今日、その大半は忘れ去られているが、意味するところは少しも失われていない。
目次
第1章 空想妄想病(妄想性ミトマニー)
第2章 ミトマニー(子どもの正常な空想活動;病的ミトマニー)
第3章 セネストパチー(体感症)
著者等紹介
濱田秀伯[ハマダヒデミチ]
東京都出身。1972年慶応義塾大学医学部卒業。医学博士。1979~83年フランス政府給費留学生としてパリ大学付属サン‐タンヌ病院へ留学。帰国後、慶応義塾大学医学部精神神経科学教室専任講師、准教授、客員教授、群馬病院長を歴任。現在は六番町メンタルクリニック・カウンセリングセンター長。日本精神医学史学会理事長
大西愛子[オオニシアイコ]
東京都出身。父親の仕事の都合でフランス及びフランス語圏で育つ。東京日仏学院のフランス語文芸翻訳講座に於いて堀茂樹氏に師事。2002年以降翻訳者・通訳として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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