出版社内容情報
精神医学の第一線で活躍する専門家が、重要テーマについて独自の論を展開し、それをもとに双方がコメントしあうユニークな試み。
内容説明
現代の精神医学が目指すべき方向を探る。個々の精神疾患や精神症状・症候をめぐる重要テーマを、臨床と基礎研究の第一人者が方法論的に異なる立場から詳細に論じ、さらにそれぞれの視点から双方向的にコメントを加えつつ精神医学が今後進むべき道を探ろうとする未来志向の試み。
目次
第1部 症候論(妄想;幻覚;自我障害・陰性症状;せん妄 ほか)
第2部 疾病論(統合失調症;気分障害;アルツハイマー型認知症;血管性認知症 ほか)
著者等紹介
松下正明[マツシタマサアキ]
1937年生まれ。1962年東京大学医学部卒業。現在、東京大学名誉教授、東京都精神医学総合研究所名誉所長、東京都立松沢病院前院長。専攻は老年精神医学、神経病理学、司法精神医学、精神医学史
加藤敏[カトウサトシ]
1949年生まれ。1975年東京医科歯科大学医学部卒業。現在、自治医科大学精神医学教室教授。専攻は精神病理学、精神分析、心身医学
神庭重信[カンバシゲノブ]
1954年生まれ。1980年慶應義塾大学医学部卒業。現在、九州大学大学院医学研究院精神病態医学分野教授。専攻は精神医学、脳科学、行動遺伝学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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