内容説明
睡眠障害とは何か、最新の治療法や睡眠薬とのつきあい方などを医療スタッフに向けて第一人者が概説するガイドブック。若い世代や高齢者の睡眠障害に関する情報は教育・福祉の場での問題解決や対応にも役立つ。
目次
プロローグ 日本人の睡眠と生活パターンの変化―宵型化してきた日本人
1 睡眠障害とは何か
2 主な睡眠障害
3 精神・神経の病と睡眠障害
4 子ども・若者に広がる睡眠障害
5 睡眠障害の診断と治療
6 睡眠薬とのつきあい方
7 健康な睡眠のための八カ条―よりよい睡眠のために
著者等紹介
太田龍朗[オオタタツロウ]
名古屋大学名誉教授・愛知淑徳大学教授・北林病院名誉院長。医学博士。長野県生まれ。1966年名古屋大学医学部医学科卒業。1971年名古屋大学大学院医学研究科博士課程修了。1981年名古屋大学医学部附属病院精神科講師。1992年名古屋大学医学部精神医学講座教授。1999年名古屋大学大学院医学研究科精神医学分野教授。2003年名古屋大学を退官。学会活動―睡眠学会世界連合評議員、アジア睡眠学会前理事長・理事、日本睡眠学会前理事長・評議員、日本心身医学会監事・評議員など、多くの学会で活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ブルーツ・リー
2
睡眠に問題のある人向けの本なのだが、そこまで状態の悪くない人向けに書かれていた印象。 不眠だけではなく、精神症状もあるようならば、1カ月以内に病院に行った方がいい、とか書いてあるのだが、自分の場合、すでに20年以上睡眠障害が続いており、尚且つ医者にかかっても治らないのが、20年以上。 病気と呼べるほど悪化していない睡眠の問題、くらいの人向けの本だと思う。 軽症の人に限れば、この本にある内容の対応で、十分改善ができると思う。 睡眠薬は一度使うと抜け出せなくなるから、そこに抑制的であるのもいいと思った。2021/06/27
ぴちょ
1
睡眠に関する症状や問題を幅広く簡単に説明。治療法や反応も書かれてある。これを読んで気になる病名があったら掘り下げてみたらいい。オカルトチックなとこもない。2012/04/08
ななうさ
1
睡眠障害治療の基本的なことがとてもわかりやすくまとめられていました。自分が睡眠障害なのではないか?という人、あるいは治療中の人にオススメしたいです。読むことで認知療法になりそう。2009/10/29
アルゴン
0
★★★☆ 睡眠障害の大ざっぱな分類・治療法が分かる本。睡眠障害って病気ではあるけど、けっこう生活習慣や環境の問題だったりするんですよね。2010/07/30
逆碕
0
基礎的な部分がざっと主観なく書いてあり理解しやすかった。でも睡眠相後退についていまいちしっくりこない。事例みても心理的要因から睡眠障害が起き時間がずれて…という風に思えるので。精神系分類の中に含まれるんじゃないの、と。うーん理解しきれてないのかな。2009/07/10