内容説明
登場人物800余人。学者、作家、画家、在野の粋人、企業人から職人、役者、華族、官僚、軍人まで彩り豊かな人々との交流を生き生きと描いた初の評伝。自由闊達、独立独歩、機智に富んだ人柄に誰もが感嘆する。
目次
第1部 人類学へ(誕生―正月五日出生故、正五郎と名附申候;学会設立―人類学上の談話会を開かうでは無いか;独学―人類学研究の為め大学院入学を願ひ度;風俗測定―風俗漸化を計る簡単法;横穴発掘―これはこれはとばかり穴の吉見山;看板考―工商技法の看板に深意妙味の有る事;予備調査―此度の旅行は日を費す事八十八、国を経る事三十;論争―コロボックル北海道に住みしなるべし;留学―外国にあつて師にもつかず、大学にも入らず)
第2部 人類学から(講義―理科大学教授に任ぜられ;趣味仲間―集古懇話会なるものを設立せり;実録笑話―余が止めど無きダラダラ文;人間展示―大阪にて開設の人類館;遠足―東京人類学創立満二十年記念;三越―流行会や児童用品研究会やに博士を迎へて;湖底遺跡―諏訪にも杭上住居の跡の有る可き事;世界一周―印度洋を流れて欧州に行き更に;客死―終焉の時分には痛みも無し、眠るが如く)
著者等紹介
川村伸秀[カワムラノブヒデ]
1953年東京生まれ。早稲田大学第二文学部卒。編集プロダクション等を経て、2001年よりフリーの編集者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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