日本基層文化の民族学的研究<br> 家族の歴史民族学―東アジアと日本

日本基層文化の民族学的研究
家族の歴史民族学―東アジアと日本

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  • サイズ A5判/ページ数 404,/高さ 23X17cm
  • 商品コード 9784335560774
  • NDC分類 361.63
  • Cコード C3039

内容説明

日本の家族慣習の原型を東アジア全体の広い視野のなかで究明しようとする著者が、家族慣習の南方的要素と北方的要素を摘出するとともに、とくに中国北方民族の間に日本の東北地方の諸家族慣習と類似のものを発見し、斬新な解釈を提示する。日本家族史研究に新地平を切り拓く著者の最新の成果。

目次

序論 東アジアからみた日本の家族
第1篇 日本の父系制文化と家族の形態(嫁女の家帰属―日本の嫁入婚に関する一つの問題提起;養子制度にみる二つの父系出自観念;日本古代の花嫁代償と持参財―法民族学的試論)
第2篇 日本の家族と北方民族の文化(日本の家族慣習における中国北方諸民族の文化的要素;韓国両班姓族の構造―日本の同族との対比において)
第3篇 日本西南部の社会組織―沖縄の門中の家族(沖縄八重山群島の社会組織;日本婚姻史上の沖縄の地位―奥野彦六郎遺著『沖縄婚姻史』の解説;沖縄における祭祀承継に関する社会問題―法社会学的=民族学的レポート)
第4篇 日本西南部の社会組織―若者組と婚姻の習俗(徳島県一山村の若者組と婚姻習俗―村落構造論的考察;鹿児島県郷土制村落における年齢階梯制)

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