出版社内容情報
災害の進化に“みんな”と立ち向かう。いつかくる想定外にそなえて、いまできることを。
2013年の災害対策基本法の改正に伴い、地域コミュニティ内で住民や事業者が自発的に行う防災活動=「地区防災計画」が法制化されました(2014年4月より施行)。これにより、市町村内の小学校区や複合商業施設、マンション一棟といった単位で防災計画を作成し、市町村防災会議に提案できるようになりました。現時点(2022年1月)で、地区防災計画の策定に向けて活動中のコミュニティは5
内容説明
災害の進化に“みんな”と立ち向かう。いつかくる想定外にそなえて、いまできることを。2013年の災害対策基本法の改正に伴い法制化された「地区防災計画」について、その制度の仕組みと実践にあたってのノウハウを紹介。地域コミュニティに減災・防災を実装するための「共助」を活かしたまちづくりとは―。日本全国のモデル事例も多数掲載。
目次
第1部 基礎編―制度と考え方(地区防災計画の必要性と方向性―「自助、共助、公助」を乗り越えて;地区防災計画制度創設の背景とその趣旨;地区防災計画―7つの誤解と7つのホント)
第2部 実践編―プラクティスとノウハウ(まちづくりと地区防災計画;都市コミュニティの防災活動と地区防災計画づくり;復興と地区防災計画―被災した地域で地区防災計画が果たした機能;コロナ禍での地区防災計画)
著者等紹介
室〓益輝[ムロサキヨシテル]
神戸大学名誉教授。日本防災士会理事長。京都大学建築学科卒。神戸大学教授、消防研究所理事長、関西学院大学教授、兵庫県立大学教授を経て現職。消防審議会会長、災害復興学会会長などを歴任。日本建築学会論文賞、防災功労者内閣総理大臣表彰、NHK放送文化賞などを受賞
矢守克也[ヤモリカツヤ]
京都大学防災研究所教授。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(人間科学)。専門は社会心理学、防災心理学
西澤雅道[ニシザワマサミチ]
(元)福岡大学法学部准教授。中央大学法学部法律学科卒。内閣官房、内閣府、総務省等で勤務。内閣府防災担当時代に地区防災計画制度を企画立案。地区防災計画学会会長代理
金思穎[キンシエイ]
専修大学人間科学部研究員・福岡大学非常勤講師。専修大学大学院博士後期課程修了。博士(社会学)。日本学術振興会特別研究員を経て現職。地区防災計画学会幹事・青年部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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