目次
スローライフ
歩く
放浪
勤勉/怠惰
スローデザイン/住む
ファストフード/マクドナルド
反グローバリズム
スローフード
待つ/食べる
農/農業〔ほか〕
著者等紹介
辻信一[ツジシンイチ]
文化人類学者、環境運動家。明治学院大学国際学部教員。「スロー」というコンセプトを軸に環境=文化運動を進める。1999年、NGO「ナマケモノ倶楽部」を設立、その世話人を務める。「スロー」、「カフェスロー」、「スローウォーター・カフェ」、「ゆっくり堂」などの会社設立に参画、環境共生型ビジネスに取り組む他、数々のNPOやNGOにも参加している
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
朝日堂
22
競争主義や効率主義と相対するスローな生き方について、100の関連ワードを取り上げた好著。試しに「待つ/食べる」というワードを引いてみる。われわれは食料を自分たちで「生産」したかのように思い込んでいるがそうではない。野菜には野菜になるまでの時間があり、鮭には鮭になるまでの時間がある。それを「待機」するのが本来であるのに「より速く、より多く」をスローガンにして、生物に生来備わっている時間や空間を、科学的に短縮してしまっている。今一度原点に立ち返り、食文化において「待つこと」の重要性を考える必要があるのだ。2014/01/13
なつ
4
鷲田清一さんの引用『成熟した社会とは老や幼の時間も含めた様々な時間を認め寛容に受け入れながら相互の関係を育むような社会のことではないか。これは幼き者が幼い者として幼いままに輝ける社会、老人が老人として…大人の世界から退場していくのではなく「老い」の時期としての時間に重要な意味を見出しながら生きてゆける社会』。竹村真一さんの引用『人間の本質とは子供である。一生子供であり続け、だからいつでも新しい刺激と学習によって変わっていく可塑性を保ち続けることにこそ人間の本性がある。「老い」は人間だけに与えられたギフト』2015/08/12
Carlos
3
理想を追求していきたいな。2014/04/05
縁側の座布団
0
頑張るのが当たり前、進歩するのが当たり前に疑問を呈している本。時間、お金、常識に縛られない生き方をしたい。2016/06/18
FK
0
2004.8.26読了。読むのに時間がかかったが、内容的には前著同様に良い。スローライフはその実行がなかなか難しい。