内容説明
本書は現代社会に生きる人間の自己認識の学として、人生の重要な局面に注目し、問題を具体的に取り上げながら社会学的に解明しようとする試みである。社会学の理論は、人間社会の重要と思われる個々の面をとくに鮮明に映し出して、問題を筋道だてて解明するための概念の枠組としてまず構成されるが、その記述にあたっては、できるだけ平易、簡明であることを心掛けた。
目次
社会的人間―自己認識の社会学
日常生活と相互行為
情報環境の変容と若者の現在
現代における儀礼の変容
現代社会と学歴
家族の現在―結婚と離婚
人間と労働生活〔ほか〕