“やわらかい近代”の日本―リベラル・モダニストたちの肖像

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“やわらかい近代”の日本―リベラル・モダニストたちの肖像

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  • サイズ 46判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784335460463
  • NDC分類 309.1
  • Cコード C3031

出版社内容情報

リベラル・モダニズム――保守と革新の狭間に花開いた、豊潤な思想

 伝統的秩序への回帰を志向しないという意味で保守主義でもなく、急進的な体制変革を志向しないという意味でマルクス主義でもない、自由民主主義体制内からの積極的な近代化の推進を特徴とする立場、それが「リベラル・モダニズム」。本書は、体制内改革派として左右の狭間にあったがために、これまで時に微妙な、あるいは正当でない評価しかされてこなかった「リベラル・モダニスト」たちを取り上げ、戦後思想の構図の中に位置付けるとともに、その思想的潮流がひいては55年体制崩壊後の政治改革の源流ともなったことをも示します。政治思想のマトリクスを書き換える一冊です。

内容説明

保守と革新の狭間に花開いた、豊潤な思想。伝統的秩序への回帰を志向しないという意味で保守主義でもなく、急進的な体制変革を志向しないという意味でマルクス主義でもない、自由民主主義体制内からの積極的な近代化の推進を特徴とする立場、それが「リベラル・モダニズム」―。左右の狭間にあったがために、これまで時に微妙な、あるいは正当でない評価しかされてこなかった「リベラル・モダニスト」たちを取り上げ、戦後思想の構図の中に位置付けるとともに、その思想的潮流がひいては55年体制崩壊後の一大政治改革につながったことを多角的に解明。政治思想のマトリクスが、書き換わる。

目次

序章 リベラル・モダニストとは何か
第一章 「開国」をめぐるトリアーデ―和辻哲郎・小林秀雄・丸山眞男
第二章 「柔構造社会」の若者たち―学園紛争期の永井陽之助
第三章 高度経済成長期における黒川紀章の思想と実践―「やわらかい」建築と「かたい」カプセル
第四章 リベラル・モダニズムの二つの頂点―村上泰亮と山崎正和
第五章 二つの近代家族像―香山健一とリベラル・モダニストの家族像
第六章 早すぎた教育改革―体制内改革は可能か?
第七章 改革の時代におけるリベラル・モダニストの肖像―佐々木毅
終章 リベラル・モダニストが残したもの

著者等紹介

待鳥聡史[マチドリサトシ]
京都大学大学院法学研究科教授

宇野重規[ウノシゲキ]
東京大学社会科学研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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sayan

19
終活など「死に様」が語られる中で私たちは「生き様」をどう捉えればよいか。本書は問いかける。高度成長期の日本で村上泰亮は「新中間大衆」を担い手とし公共空間への積極的関与を通じてアーレント的な「活動」を志向した。この時リベラルモダニストたちは社会変革を目指し暴力なき変化と自由と秩序の共存を信じた。それは妥協ではなく現実と理想をつなぐ選択「やわらかさ」だ。いま眼前では活動も労働も困難な現実がある。変化を求める余地・気力も簒奪され思考は凝り固まる。「やわらかさ」の知恵は思考余白を強いるもなお有効なのか自問が続く。2025/03/13

Go Extreme

1
リベラル・モダニズムの概念:自由主義 近代化 個人主義 民主主義 合理性 批判的思考 知識人 社会改革 多様性 国際関係 主要思想家と議論:和辻哲郎 小林秀雄 丸山眞男 永井陽之助 村上泰亮 山崎正和 香山健一 佐々木毅 教育改革 家族像 社会変革と影響:開国 高度経済成長 学園紛争 政治改革 市民社会 公共政策 社会的連帯 経済構造 日本文化 国民意識 現代への示唆:政治参加 社会多様化 知識人の役割 社交と公共性 新自由主義 道徳教育 価値観変容 地域社会 戦後日本 未来展望2025/03/06

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