出版社内容情報
激動の時代を照らす、進取の気性あふれる論文集
「知的財産法政策学」を打ち立て、学際的・国際的な交流も活発に行いながら、学界を常に前進させてこられた田村善之先生。
その還暦をお祝いして、総勢30名の研究者・実務家が知的財産法の課題に鋭く斬り込む論文集です。
そして、田村先生ご自身による特別なエッセイも収録!
研究者の道を歩み始められてから現在に至るまで、約40年の旅路が存分に語られています。
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内容説明
激動の時代を照らす、進取の気性あふれる論文集。「知的財産法政策学」を打ち立て、学際的・国際的な交流も活発に行いながら、学界を常に前進させてこられた田村善之先生。その還暦をお祝いして、田村先生のもとで学び、またはともに議論を重ねてきた研究者・実務家が、知的財産法の課題に鋭く斬り込む論文集。研究の旅路を田村先生自らが語り下ろしたエッセイも収録!
目次
第1章 不正競争(営業秘密を抽象化・一般化した技術情報の開示と刑事罰―愛知製鋼磁気センサ事件を契機として;シリーズ商品に共通するデザインの商品等表示としての保護―商品等表示の特定方法に関する一試論 ほか)
第2章 商標法(商標法の基本構造からみたブランド戦略―その乖離と調整;地域団体商標と地域内競争 ほか)
第3章 特許法(特許法29条1項の意義再考―なぜ各号に該当すれば、発明者による引用例への実際のアクセスの有無にかかわらず新規性・進歩性の引用例となり得るのか;実施可能要件とサポート要件の表裏一体説批判―偽技術的意味型問題とその対応策としての発明課題の読替え ほか)
第4章 著作権法(中国における著作権法のパラダイム転換―「権利」から「行為規制」へ;著作権法における現代アートの受容可能性に関する一考察―フランス法からの示唆 ほか)
特別寄稿(知的財産法政策学の旅)