内容説明
気持ちの人権はどう守っていくべきか。言葉で表現したり教育したりする側の自由や利益と、それを受け取る側の気持ちを害されるおそれとを、どのように調整していくべきか。この現代的テーマを長年追い続け、思考を重ねてきた著者の集大成。
目次
第1章 表現の自由と差別的表現(表現の自由の守備範囲;PCと差別的表現 ほか)
第2章 プライバシーと個人情報(日本の判決を手がかりに;プライバシー権を扱った有名な2つの判決 ほか)
第3章 教育の権利・自由(教育の自由;教科書検定訴訟の判決―教科書検定について合憲であるが裁量権逸脱の違法があるとした家永第三次訴訟最高裁判決 ほか)
第4章 宗教への接近(信教の自由と学校教育;学校における宗教教育と宗教的教材 ほか)
著者等紹介
内野正幸[ウチノマサユキ]
1955年生まれ。東京大学法学部卒。現在、中央大学法科大学院教授。専攻、憲法学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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