内容説明
消費者センター相談員が明らかにする悪質商法の実態。毎日、持ち込まれる消費者相談の中から、「とっておきの話=エピソード」を披露、現場からの生きた情報で消費者問題を解決する手だてを探る。
目次
第1部 契約を解約するには―悪質商法への対処法(高いだけでは解約できない;なぜ契約を取り消すのはむずかしいのか)
第2部 ねらわれる消費者―悪質商法の実態(ショッピングクレジット(個品割賦購入あっせん)をご存知ですか
高額・多量の学習教材を契約してしまうのはなぜか―親の期待とセールストーク
手口の変わらない内職商法―うまい話には罠がある
原野商法の行方―くりかえされる被害と変わっていく手口
進化する消費者相談―訪問販売による電話機リースの相談の変遷
アポイントメントセールスによる被害の回復―解決方法は1つではない
インターネット世界の人間模様
多重債務―「解決の入り口」としての消費者センター)
第3部 消費者の自立を求めて―消費者センターが果たす役割(本人からではない相談;消費者センターの教育・啓発講座;消費者トラブルと法)
著者等紹介
加藤新太郎[カトウシンタロウ]
1950年生まれ。名古屋大学法学部卒業。1975年、裁判官任官。司法研修所教官、東京地裁総括判事、新潟地裁所長などを経て、水戸地方裁判所長
岡田ヒロミ[オカダヒロミ]
1939年生まれ。明治第学第一法学部法律学科卒業。通商産業省消費者相談室に相談員として勤務。現在、足立区消費者センター・練馬区消費生活センターおよび東京家政大学講師。法制審議会国民生活審議会委員
鳥居喜美子[トリイキミコ]
1938年生まれ。早稲田大学教育学部卒業。消費生活コンサルタント養成講座修了後、中野区消費者センター相談員、(株)北海道電力ホームコンサルタントを経て、(財)日本消費者協会に消費者相談担当。現在、消費者問題等研究会(山田ゼミ)法教育委員会委員長、NPO法人共生のすまい全国ネット事務局(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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