内容説明
アメリカの社外取締役とコーポレート・ガバナンスの議論を素材に日米の法制度上の経営管理・監督システムを比較し、将来の法規整の方向性と問題点につき総合的に検討した必読論文。
目次
第１章 問題の所在（わが国のコーポレート・ガバナンス論；株式会社の経営管理・監督機構の法規整 ほか）
第２章 アメリカのコーポレート・ガバナンスと社外取締役の展開（１９５０年代の取締役会の実態；モニタリング・モデルと社外取締役 ほか）
第３章 社外取締役の法的役割（社外取締役の独立性とその意義；監査委員会における法的役割 ほか）
第４章 アメリカ法における社外取締役の義務と責任（州会社法；連邦法（１９３３年証券法・１９３４年証券取引所法））
第５章 アメリカ法からの示唆（比較法的考察のまとめ；考察―法規整の模索）
著者等紹介
川口幸美［カワグチユキミ］
１９９４年３月金沢大学法学部卒。１９９４年４月一橋大学大学院法学研究科修士課程入学。１９９９年３月一橋大学博士課程修了。一橋大学博士（法学）号取得。１９９９年４月長崎大学経済学部専任講師。１９９９年１０月長崎大学経済学部助教授。２０００年８月～２００１年９月Ｍｉｃｈｉｇａｎ Ｌａｗ Ｓｃｈｏｏｌ Ｖｉｓｉｔｉｎｇ Ｓｃｈｏｌａｒ（文部科学省長期（若手）派遣）。現在、長崎大学経済学部助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
