内容説明
生きた法である判例や国会答弁を素材に、徹底した共同討議のもと、憲法の最新・重要テーマのより深い理解をめざす書。憲法理論の動きの激しさに対応すべき解説部分を充実させ、さまざまな「考え」方の筋道を示した新しいタイプの演習教材。
目次
1 「憲法」の概念―それを考えることの意味
2 国民主権の構造
3 法律の概念
4 法律と条例
5 違憲審査の方法と効力
6 司法権と宗教団体内部の紛争
7 国籍と両性の平等
8 法人(または社団)と人権
9 議員定数不均衡
10 選挙活動の自由の制限と「公正」ルールの立法裁量
11 信教の自由および政教分離と自衛官の合祀
12 情報公開と知る権利
13 意見広告と反論権
14 検閲
15 財産権の制限と違憲審査
16 憲法と環境権
17 生存権と平等
18 行政手続とデュー・プロセス