PHP新書<br> ネオアベノミクスの論点―レジームチェンジの貫徹で日本経済は復活する

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ネオアベノミクスの論点―レジームチェンジの貫徹で日本経済は復活する

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  • サイズ 新書判/ページ数 235p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569824222
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0233

出版社内容情報

再起動した安倍政権は経済成長や格差解消を実現できるのか。リフレ派きっての論客が、総選挙後の日本経済のゆくえを斬る!

【著者紹介】
早稲田大学経済学術院教授

内容説明

消費税増税により、復調の道半ばだった日本経済は一気に失速した。「アベノミクス解散」を経て再起動した「ネオアベノミクス」は、今度こそ景気回復の期待に応えることができるのか。鍵を握るのは「オープンレジームへの転換」だ。次に安倍政権がとるべき成長戦略は、市場開放、規制緩和、地方分権などの開かれた政府と、そのルールの策定にある。さらに、格差を減らすための所得再分配制度も新たに必要だ。長期停滞に苦しむ日本、ひいては欧州などの先進各国において経済成長はいまだ可能なのか。気鋭の経済学者が世界情勢や経済史を繙き我が国の未来を明らかにする。

目次

序章 ネオアベノミクスが始まる
第1章 第一次アベノミクスは成果を上げたのか
第2章 金融緩和批判をいま一度問い直す
第3章 ネオアベノミクスの核心・オープンレジーム
第4章 歴史が教える、あるべき経済成長のビジョン
終章 可能性の探求へ

著者等紹介

若田部昌澄[ワカタベマサズミ]
1965年、神奈川県生まれ。早稲田大学政治経済学術院教授。87年、早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。早稲田大学大学院経済学研究科、トロント大学経済学大学院博士課程単位取得修了。ケンブリッジ大学、ジョージ・メイソン大学、コロンビア大学客員研究員を歴任。専攻は経済学、経済学史。著書に『危機の経済政策』(日本評論社、第31回石橋湛山賞)、共著に『昭和恐慌の研究』(第47回日経・経済図書文化賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tacacuro

4
2年前の発刊後すぐに読むべきだった。「ネオアベノミクス」が手本とすべきは、池田勇人内閣の経済成長政策であり、効率化政策と再分配政策との適切な組み合わせ、だと。そして、安倍内閣が今目指しているのはまさに「成長と分配の好循環」。また、「経済論争の焦点はリフレから、成長と格差へと移っていく」という筆者の当時の予感も的中していると思う。2017/02/26

脳疣沼

4
巷に溢れている程度の低いアベノミクス批判に明快に答えている良書。しかしながら、ちょっとデータが古いし、日銀が本書が想定しているほど働いているようにも見えない。増税後に全てが振り出しに戻ってしまった感があり残念である。2016/07/21

pacino

2
当時世界が注目していたアベノミクス。クルーグマンも推薦していたが、消費増税で日本は終わるとも言っていた。結局は世界中がコロナの騒動に巻き込まれ、日本が終わる前に世界がより日本化するようにも見える。今回それほど円高にならないので打つ手なしと言われていた割に金融緩和の効果はある模様。またなぜここまで評価されたリフレ派の安倍内閣がリセッションが芽生えた中で消費増税をしたのだろう。そんな去年の事を考えながら読み終えた。日本の生産性は低い。よって生産性を向上させるのは容易く、成長も難しくない。うん、そう思う。2020/05/10

ピラックマ

2
リフレ派の経済学者からしたら現政権は我が意を得たりで推すだけ(但し消費増税だけはおおっと待ってくれ)な本。 成長が大事なのは解るけど、無限に成長できるわけも無く、結局いつかどこかでガラガラポン(戦争)してリセットするのがヒトの帰趨。 何度も飽きもせず後悔と反省を繰り返すな、たぶん。2015/08/16

Kiyoshi Utsugi

2
早稲田大学教授である若田部昌澄氏の「ネオアベノミクスの論点」を読了しました。  リフレ派とされる著者が、アベノミクス解散を経て再起動した「ネオアベノミクス」と日本経済の未来についての考えをまとめたものです。 本書の構成は、以下のとおりです。 序章 ネオアベノミクスがはじまる 第1章 第一次アベノミクスは成果を上げたのか 第2章 金融緩和批判をいま一度問い直す 第3章 ネオアベノミクスの核心・オープンレジーム 第4章 歴史が教える、あるべき経済政策のビジョン 終章 可能性の探求2015/03/12

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