内容説明
行政法を学ぶ際にどのような関心を持つことが重要かを「喫茶店対PTA」という設例を用いて具体的なイメージで示す入門書。行政法的思考が自然に身につく最新版。
目次
1 アリとキリギリス
2 愛と恋
3 みつくりはつみつくり
4 喫茶店対PTA
5 防衛型の行政法
6 取消訴訟と国家賠償
7 現代行政の特徴
8 ハインリッヒの法則
9 きまぐれな女神
10 最後の授業
著者等紹介
高木光[タカギヒカル]
1954年生まれ。1977年3月東京大学法学部卒業。現在、京都大学大学院法学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽん教授(非実在系)
2
行政法の基本的な思考法と周辺の雑談的話題に特化しているため大分読みやすい。 大雑把なイメージ、全体的な概略をおぼろげにつかむための最初の一歩としてはこれ以外にないのではと思う。 勿論あくまで最初の一歩でしかないので、続けて入門書への移行として、一応最後に次のステップの案内があるものの、一回公務員試験や行政書士向けの講義本を挟む方がいいような気もする。2014/02/08
ひろ
2
行政法が苦手なのが縁で読破しました。既読のプレップ労働法とスタンスが違うのはなぜでしょうね?行政法が嫌いな人は読んでみると少し興味が湧くかも。2012/10/09
Tomohiro Hosomizo
0
内容はすごく簡単。読みやすい。「秋の夜を ひたすら学ぶ 六法に 恋という字は 見いでざりけり」という川柳は印象に残った。2012/07/31
みさき
0
既読の他のプレップ(破産法)と雰囲気が全く違うことに驚きつつも、通読。入門書というよりも、入門の入門の入門、という感じで、中学生や高校生でも、法律の勉強を一度もしたことがない人でも、誰でも読めると思う。講座を聞いているようなライブ感があり、雑談やオリエンテーション的な記述が多かった。最初に法科大学院・新司法試験制度の概要にも多くページを割いている。また例えやガイドの引き出しが多岐にわたるので、著者の教養のレンジの広さ及び自身の知識の偏りを実感した。気軽に肩肘張らず、スキマ時間に読むことをおすすめしたい。2013/03/01
ソーシャ
0
久々に行政法の本を読もうと思って手に取った本。行政法にはある程度自信があったのですが、意外と見落としているところがありました。雑談がかなり多めですが、面白く読めます。私は読んでいて著者の講義を受けておけばよかったと後悔しました。2012/10/15