目次
1 ガイダンスからGWまで―租税法を始めよう(「租税法」へのおさそい―租税の意義と租税法の性格;税金のかからない取引はないか―租税法の拡がり;怖そうで怖くない租税法―租税の種類とその手続)
2 GWから梅雨のころ―租税法を見てみよう(主な税金を比べてみると―所得税・法人税・消費税;あっちこっちでかかる税金―地方税と国際課税;こっちの水は甘いぞ―政策税制と租税公平主義)
3 授業の終わりから期末試験まで―租税法にチャレンジしよう(納税者と立法の鬼ごっこ―租税回避行為とその防止;税金が何度もかかる!?―所得税と相続税;私法とのおつきあい―租税法と私法)
著者等紹介
佐藤英明[サトウヒデアキ]
1962年福岡県福岡市生まれ、東京大学法学部卒業。1998年から神戸大学教授。専門は所得税など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keiji
1
各種租税法の考え方がわかりやすくまとめられています。仕事などで法人税、所得税、消費税などを担当する(している)方も一度は読んだ方が、背景を踏まえた上で仕事ができるかも。読み物的な軽い文章は好き嫌いの分かれるところですが、まずは第一歩の本ということでおすすめ。個人的には苦手ですけど。2012/10/01
mk
1
神戸大学を舞台に、まるでライトノベルのように会話が繰り広げられていきます。会話の中で説明がかみくだかれているため、具体的イメージが浮かびやすくてよかったと思います。次はこの先生の所得税法の本を読むかな。2009/09/22
Hisashi Tokunaga
0
租税法のリーガルマインドってどうなの?を覗き見るには正にプレップな書ですね。財政や私法(民法)などとの絡み合いから出来上がる税法の醍醐味が少し味わえたように思う。改めて財政と税制の仕組みを民主主義から見てみたい。2020/04/15