内容説明
行政行為の公定力理論に関する研究を中心に、わが国の行政法理論の到達点を示しつつ、比較法的および歴史的・実証的観点から、わが国の行政争訟制度と法理論の特質を鮮やかに解明。最新の動きをふまえた増補版。わが国行政法学の特質を解明。
目次
行政訴訟制度と行政法学―「行政権の独立性保障論」の系譜
行政裁判所と評定官
行政不服審査制度の運用と問題点
取消訴訟の原告適格
取消訴訟の訴訟物
行政行為の公定力(戦前における形成と展開;戦後における展開)
社会保障行政と権利保護
日本の行政訴訟制度の問題点と改革の課題
行政指導と裁判所の判決
著者等紹介
宮崎良夫[ミヤザキヨシオ]
1944年2月京都生れ。1967年3月東京大学法学部卒業。1967年4月東京大学社会科学研究所助手。1973年4月同研究所助教授。1989年6月法学博士。1990年4月東京大学社会科学研究所教授。2000年4月東京経済大学現代法学部教授。2001年3月弁護士登録。2004年6月東京大学名誉教授
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