内容説明
多様化する家族のカタチ。法はどう変わったか。現代アメリカ家族法を理解するための基本書。核家族時代の終焉、家族法の憲法化、生殖技術の発展を背景にこの半世紀、大きく変貌したアメリカ家族法。同性婚も、血縁のない子どもも家族として認めるアメリカ。その変革のダイナミズムと法の実像に具体的事例で迫る。
目次
アメリカの家族法―概観
フェミニズムとアメリカ家族法
婚姻と契約
婚姻
婚姻に代わる選択肢
IPV(配偶者またはパートナーなどへの暴力)
離婚の成否と裁判管轄権
婚姻財産制度と離婚に伴う財産分与
親としての地位・資格および親の権利義務
UPA(統一親子関係法)の進化とアメリカ家族法
生殖補助医療とアメリカ家族法
子どもの監護権(child custody)
養子手続とその課題
高齢化と老親の扶養
著者等紹介
樋口範雄[ヒグチノリオ]
1951年新潟県生まれ。1974年東京大学法学部卒業。現在、武蔵野大学法学部特任教授・東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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