出版社内容情報
法が1つではない特殊な国アメリカを理解するための基本書! 必要不可欠な法知識を具体的な事例をもとに説明した概説書。
50以上の法制度が常に競争している状況にあり、「国際私法」と類似の世界が広がる、ダイナミズムに溢れるアメリカ法。日米関係が、政治ばかりでなく経済でも基本となるわが国にとって、そこに関わる必要不可欠な法知識を具体的な事例をもとに説明した概説書。
内容説明
州ごとに独立した法が抵触するときどう解決するか。分権社会アメリカを理解するための基本書。複雑な法制度に対処するアメリカ法のダイナミズム。異なる複数の法が交錯する際に生じる問題を具体的事例をもとに解き明かす。法が唯一無二ではないアメリカ社会の実相を描き出した概説書。
目次
アメリカにおける渉外裁判法または抵触法
裁判官轄権とドミサイル概念
裁判官轄権―具体的適用例
裁判管轄権に対する制約
法の選択(準拠法選択)―伝統的ルール
準拠法選択―伝統的ルールからの逃げ道
準拠法選択に関する現代的アプローチ
連邦裁判所とエリー判決の法理
他州判決・外国判決の承認・執行
家族関係事件の取扱い
国際的な渉外関係
アメリカ抵触法の将来
著者等紹介
樋口範雄[ヒグチノリオ]
1951年新潟県生まれ。1974年東京大学法学部卒業。現在、東京大学大学院法学政治学研究科教授。専攻は英米法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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