内容説明
被害者の救済がなぜ二の次なのか。安全希求社会アメリカを理解するための基本書。製品の安全性確保のために、私法的規制と公法的規制とが互いに競争し協調しあうアメリカ法のダイナミズムを伝える。予防接種ワクチンをはじめわが国の製品安全のあり方を問い直す。
目次
第1章 製造物責任法の性質
第2章 製造物責任におけるあと知恵の利用の制限
第3章 あと知恵に代わる製品販売後の義務の発展
第4章 製造物責任と連邦法の規制との不整合
第5章 全米における統一的な規制の試み
結びにかえて
著者等紹介
佐藤智晶[サトウチアキ]
1981年秋田県生まれ。2003年東北大学法学部卒業。2005年一橋大学大学院法学研究科修士課程修了。2008年Washington University in St.Louis LL.M.修了(Fellowship from the McDonnell International Scholars Academy)。2009年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。2010年東京大学博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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