出版社内容情報
多死社会における宗教の意味を問う!
宗教学の重鎮・島薗進と、儀礼の重要性を世に問い続ける作家・一条真也が、宗教の過去と現在、そして未来の可能性について熱く語る。
宗教が戦争の引き金になり、解決策すら見えない世界情勢の中、「宗教とは人類にとって何か」という疑問を抱く人も多い。では、もしこの世に宗教がなかったら、人間はどう生きるのだろうか。
日本人の心性と思想史をひもときつつ、宗教についての根本的な問いに立ち戻ることで、宗教の意味と担うべき役割が見えてくる。
宗教の本質をめぐるさまざまな問いからコンパッションと利他、グリーフケア、ウェルビーイングといった今日的なテーマまで、二人の泰斗が深く広く語る中から、宗教のあるべき姿が立ち現れる。
内容説明
宗教の「なぜ?」と「どうして?」に答える一冊!
目次
第1章 宗教の本質を語る(もし宗教がなかったら;言葉が宗教を生んだ?;生まれ変わり;出版と宗教の関係;聖典の力 ほか)
第2章 宗教の役割を語る(コンパッションについて;宗教者の役割;古事記・論語・般若心経;戦争を必要としているのか?;月面聖塔への想い ほか)
著者等紹介
島薗進[シマゾノススム]
1948年東京都生まれ。東京大学名誉教授。1977年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京大学文学部宗教学宗教史学科教授、同大学院人文社会系研究科教授、シカゴ大学客員教授、チュービンゲン大学客員教授、カイロ大学客員教授、上智大学大学院実践宗教学研究科研究科長、同グリーフケア研究所所長を経て、大正大学客員教授、龍谷大学客員教授、上智大学グリーフケア研究所客員所員、NPO東京自由大学学長
一条真也[イチジョウシンヤ]
1963年福岡県生まれ。早稲田大学政経学部卒業。作家。(株)サンレー代表取締役社長。一般財団法人冠婚葬祭文化振興財団理事長。NPO法人日本儀礼文化協会理事長、九州国際大学客員教授などを務める。2012年、第2回「孔子文化賞」を故稲盛和夫氏と同時受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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