内容説明
御歌所歌人のイメージを一新。歌道御用掛・皇学御用掛・文学御用掛・御歌所で活躍した国学者たちの諸相をとらえ、明治期の御歌所と国学者の関係を考察、国学史・和歌史における御歌所の位置づけに転換を迫る。
目次
序章 明治の御歌所と国学者―研究の視角と本書の構成
第1章 薩摩の桂園派歌人八田知紀の尊皇思想と学問観
第2章 八田知紀著『神典疑問辨』における「天御中主神」重視の言説
第3章 御歌所長高崎正風の人脈と思想
第4章 文学御用掛としての福羽美静と近藤芳樹
第5章 御歌会始の詠進制度と明治の国学者
第6章 御歌所長高崎正風と寄人本居豊頴の歌論
第7章 御歌所主事小出粲と阪正臣
第8章 御歌所長高崎正風の教育勅語実践運動―彰善會と一徳會
終章 結語
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