内容説明
祝詞研究の諸問題を解決する革新的考察。祝詞の註釈的研究の基礎ともなる祝詞の用語を考察し、延喜式祝詞以降の歴史的研究を試み、賀茂真淵に始まる祝詞研究史上の諸問題を解決する。
目次
第1部 祝詞用語の考察(古代における「幣」について;大祓詞「天の磐門」考;大祓詞「天津菅曽」考 ほか)
第2部 祭祀と祝詞の歴史(伊勢神宮式年遷宮の祝詞の歴史;中世における諏訪社の祝詞;鹿持雅澄の建築儀礼研究 ほか)
第3部 祝詞研究史の一齣―賀茂真淵を中心として(『延喜式祝詞解』の一異本について―無窮会神習文庫本を中心として;『祝詞考』の成立をめぐって;『祝詞考』の伝写について―栗真宮文庫旧蔵坂倉茂樹書写本を中心として ほか)
附録 鹿持雅澄述『家作式大意』
著者等紹介
本澤雅史[モトザワマサフミ]
昭和34年香川県に生まれる。昭和59年皇學館大学大学院文学研究科国文学専攻博士後期課程退学。皇學館大学助手、講師を経て、皇學館大学助教授、香川県宇佐神社禰宜(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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