内容説明
神道は生活のなかにある。ごく普通の日本人であれば昔も今も自覚の有無を問わず生活に触れている宗教の日本的営みがある。
目次
序章 わが道の神社と神道(わが道の神社と神道;神社神道の将来像を問う;神職―その自画像)
第2章 神道の古代性と現在(カミの語源に学ぶ;神道の聖地;鎮守の森―家郷の神道的造形 ほか)
第3章 時の「生命」と祭(くらしのリズム・祝祭日;花の神事;式年遷宮と現代 ほか)
第4章 祭と共同体(祭と家郷社会;秩父の風土と「夜祭」;祭祀の教学的研究 ほか)
第5章 構造神学と環境問題(神道の生命観―構造神学試論;神典にみる生死観;神社の保全と破壊―東北横断道酒田線の計画路線をめぐる獅子ヶ口諏訪神社の問題)
折々の記(夏祭への気構え;古く新しき祭;新緑と日本学 ほか)