目次
1章 哲学における最近の終焉的な語調1(神学―哲学―自由学芸〉と技術―あるいはアウト・カーストの席捲)
2章 オリジナルとコピー(シミュレーションの意味―オリジナルって何だ)
3章 他者としての機械(機械、道具性から他者性へ;コンピュータには何ができないか―H・L・ドレイファスの場合)
4章 脳の解明とニューロ・コンピュータ(脳の解明は、何を解明するのか―人間の諸能力と脳内過程;哲学におけるコネクショニズム)
5章 エキスパート・システムとフレーム問題(機械と人間との間;知識の設計図―実行の規則化と規則の実行)
6章 自然性の変貌(自然、内なる保守性の尺度としての;生命の尊厳と生命の質)
7章 哲学における最近の終焉的な語調2(新しさという至上価値―モードをめぐって)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もりいあやと
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30年前に書かれたものが私が現在社会に感じる虚しさと共感するとは面白い。 私が感じる虚しさ、違和感が言語化することができ、生き方を考えるきっかけとなった。 感謝2024/08/24
yurikos
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第一番に、どういうわけか、フクロウが死んでいった。(ディック) 世界がいかにあるべきか、を教えることについて、いずれにせよ、哲学は常に遅れてやってくるのだ。(ヘーゲル) と、いう帯ですが。 テクノロジーというリヴァイアサン(怪物)に、瀕死の哲学が立ち向かう、的な。最後の章で、クンデラを思い出させる言葉があって、「不滅」をまた読みたくなりました。2018/03/03
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