シリーズ生きる思想<br> 金子光晴、ランボーと会う―マレー・ジャワ紀行

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シリーズ生きる思想
金子光晴、ランボーと会う―マレー・ジャワ紀行

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784335000560
  • NDC分類 292.39
  • Cコード C1395

内容説明

旅する詩人、東南アジアを行く!マレー、ジャワの詩的空間に光晴、ランボーの「声」を聴く。

目次

1 マレー、ジャワの走り(マラッカの鮫;ジャワの走り)
2 旅の思想―金子光晴とランボー、ボードレール

著者等紹介

鈴村和成[スズムラカズナリ]
1944年名古屋市生まれ。東京大学文学部卒。同大学院人文科学研究科博士課程中退。横浜市立大学教授。詩人、文芸評論家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hatohebi

8
金子光晴が旅したマレーシア、インドネシアを辿る旅。筆者自身の撮影した写真が随所に挿入されている。『新潮』雑誌連載が2003年とあるので、その頃の様子だろう。光晴からの引用も多いが、筆者の見聞した東南アジアの街並みによりリアリティを感じる。後半に収録された「旅の思想―金子光晴とランボー、ボードレール」は、三人の詩人にとっての旅の意味を考察した文学評論で、それぞれの違いが明らかにされて面白かった。2021/07/24

hiratax

0
著者は金子光晴本を多く記している。旅行記なんだけど、文章のほとんどが、ガイドブックと物価の照らし合わせと、ぼったくりタクシーとの交渉に割かれている。実際、海外旅行のほとんどが、そうした雑事に占められるのだけれど、ありのままに書いてしまうのはどうよとなる。金に事欠いた金子光晴の極貧人生に重ね合わせているという著者の高度なテクニックと見れないこともない。2014/11/04

TZK

0
文体がなんとなく感化されているようで若干きつかった。 もうちょっと著者のオリジナリティが感じられるとよかったかな。 内容は「南国の旅とはこういうことなんだな」という感じですね。 それでも読みやすい本ではありました。2018/08/29

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