出版社内容情報
安彦麻理絵[アビコ マリエ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アコ
27
吉田潮さんの本で知った安彦さん。48歳の著者が追い求める『いいババア』がテーマなので、ババアという単語連発。読み始めは若干の不快感があるも慣れて「案外いい単語かも?」と思えてくる。そうさせたのは、マム詣(毒蝮三太夫)そしてDJスミロックさんのインタビュー。彼女の存在は知っているも、人生やDJになった経緯は知らず。それらを読めて大満足!◆「自分が夢中になれるものを持ってる人は更年期に強い」←実家の母を思い出す。更年期障害なかったわーと。スミロックさんも!…なにか夢中対象を見つけねばとビビる。2019/05/25
くさてる
21
マンガはもう描かなくなっちゃったのかなあと思うと寂しいけれど、それはもう仕方ないこととしてしまえば、安彦さんの新作が読めたのは嬉しい。あいかわらず、同世代の女性にはぐいぐい突き刺さる本音の言葉が並んで笑います。どうしてみんな始めちゃうんだろう着物……(笑)でも、年齢や世間との距離に振り回されてきた女子がいい年になってようやくそこから解放され始めている、そんな自由さも感じる内容です。下品で乱暴な物言いも多いけど、共感できる言葉も多い一冊でした。2018/06/17
ふかborn
16
よくぞ…よくぞ書いてくれた。もっとババアの為に、ババアの力技を、バハアの自由を示して欲しい。リンカーンの演説みたいになっちゃったけれど、この国に溢れる「歳をとれば淑女になる」感をぶっ飛ばして欲しい。だいたい、何で30過ぎたら常識的にならないといけないのか理解出来ない私にとっては、「ババア」はまさに目指す所なのだ。でもイタいババアになるのは避けたい、そんな女心…。湯シャンは一日でギブアップ。老後の為にVIO脱毛をもう少し知りたかった。私の目指すババアは田辺聖子です。2019/08/13
チャリー・コグコグ
8
初読みの作家、エッセイ。年寄りは年寄りらしくという日本的な世間体を気にする風潮を否定し、若くはないけどなんか元気があって疾走してるみたいな女のババアになれと、超肯定的にババアになる事を勧める内容。50才を前に気負わず、他人に左右されず、人生を楽しんでいる著者の意見には賛成。面白かった。しかし品のない表現が随所に出てきてちょっと辟易。下品な表現せずにババアを立派に推奨させて欲しかったな。表3に、女性の生態を赤裸々に描写する作風で人気と解説があったからこれがパターンなのかな。2018/06/06
夫婦善財餡 汁粉
5
あこがれのマムちゃんを見に行った話など、読んだら楽しい本。有名な岩室純子さん(スミロックさん)にも会っていらっしゃる! 高田馬場の、アジア最高齢のDJ。1935年のお生まれ。 安彦さんは白髪が多いのだそう。安彦さんのマンガを昔、読んでいました。将来、ババアの素晴らしい本をお出しになるとは予想つきませんでした。ブス、のことをよく描いていましたよね。ババア・リスペクトな、この本は読むべきだ!!2018/06/27