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内容説明
実業界の巨人たちの“読書人生”と“歴史上の大ベストセラー”が一度にわかる画期的な読書案内。
目次
第１章 井深大―理系人間を精神世界に走らせた『ターニング・ポイント』
第２章 土光敏夫―行革の鬼を運命づけた著者不詳の『スチーム・タービン』
第３章 松永安左エ門―トインビーの大著全訳に挑んだ電力の鬼
第４章 豊田佐吉・喜一郎―“トヨタ帝国”の種となった１冊の本
第５章 渋沢栄一―実業界の巨人が愛してやまない『論語』
第６章 安田善次郎―『太閤記』を地で行った銀行王の人生
第７章 大倉喜八郎―『心学先哲叢集』に凝縮された豪傑の教養の深さ
第８章 岩崎弥太郎―政商の枠で括れない大教養人が好んだ『日本外史』
著者等紹介
久我勝利［クガカツトシ］
１９５５年神奈川県生まれ。専修大学卒業。著述家、科学ライター。出版社の編集を経て独立（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
攻めろ
13
巨人たちが読んだであろう本を推測するだけでなく、巨人たちの生き様と名著の内容を重ね合わせる記述が欲しかった。2020/08/15
壱萬参仟縁
10
重要箇所はゴシック太字。井深大氏は、13冊中6冊は岩波文庫を推薦（０４１頁）。土光敏夫氏も似たような岩波文庫を多く推す（０７３頁）。河上肇『貧乏物語』は共感する。松永安左ェ門氏は、カーライル『衣服哲学』も読んでいたという（０９３頁）。評者には難解で、いずれまた挑戦しようと思っている。渋沢栄一氏は、半分は岩波文庫を推す（１５６頁）。中国の史書からの影響が濃厚である。今年、岩波書店は創業100周年。今年中に、できるだけ文庫や各種出版物に親しみ、市民交流の場で自由な討論をしていきたいと願っている。まずは集客だ。2013/07/26
コダマ@ようやっとる！
8
明治～昭和までの経営者の簡単な生涯と愛読書の紹介。井深大、土光敏夫、松永安左エ門、豊田佐吉・喜一郎、渋沢栄一、安田善次郎、大蔵喜八郎、岩崎弥太郎。
KAZOO
5
この本はこの読書メーターで読まれた方の感想を読んでみて挑戦してみました。最近の人では井深大さんでそのほかの方々はさらに昔の方々です。よく昔の方の本を調べられたと思います。やはり古典などが多く、中国の関連の書物も多いと思いました。まあ読書家の経営者を選んだので結果は見えているのですが、自分でも読んでいない本が結構あることに気づかされました。2013/07/31
great man kj
2
偉人たちの業績、生い立ちを本という切り口で見ていく。名著と呼ばれるものや難解な書物にもチャレンジしたいと思った。本との出会いが人生に影響を与える事は多いと思う。たくさんの本を読みたくなる本だった。2013/07/23
