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内容説明
借金地獄を救って20年、NHK、朝日新聞でも紹介され、ついには金融庁を動かした「奄美方式」。
目次
第1章 借金は恥ではない!―善良な市民ほどカモにされる、という現実(広さ十畳の“駆け込み寺”;骨と皮だけになって訪れた相談者 ほか)
第2章 困っている市民を救いたい―奄美市役所は当たり前のことを当たり前にやってきた(奄美中心街の“さんざん通り”;貸金業者とのバトルは数知れず ほか)第3章 司法空白地域からの出発―「奄美方式」はこうして生まれた(法律的知識と権限がないのが悔しかった。でも…;無料法律相談がスタート ほか)
第4章 行政の窓口なくして、多重債務者の救済なし―奄美から全国に広がる“借金列島構造改革”(県外活動への第一歩;まさか奄美の取り組みが注目されるとは… ほか)
第5章 奄美育ちの人情を胸に―相談者の「生きたい」気持ちに寄り添って生きる(奄美に生まれて;離れてわかった故郷の良さ ほか)
著者等紹介
禧久孝一[キクコウイチ]
1954年鹿児島県奄美大島宇検村生まれ。1980年より奄美市役所に勤務。現在は市役所市民生活係長として、市民の借金、離婚、相続問題など、全般的な生活相談に乗っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りちゃあど
6
南の島、奄美の市役所に勤めながら、奄美だけではなく全国からの借金相談に奔走する禧久孝一さんの本。市役所の他部署とも連携を取り、借金だけではなく就職や生活保護なども含めてフォローするなど、そこまでするのかと驚くばかり。「お役所仕事」というとあまりいい意味で言われることがないけれど、この本を読むとちょっと見直したくなります。2015/10/31
ぶーにゃん@積ん読本解消中
1
いわゆるサラ金のグレーゾーン金利による多重債務者を市役所の職員が担当の垣根を越えて奮闘していく。ギャンブル依存症や贅沢病で多重債務になったわけではなく不況で生活費がなくまじめに暮らしてきた人が地獄に堕ちて行く過程とどう解決していくかが興味深かった。格差社会といわれる底辺層の暮らしに胸がつぶれる思いがしました。こういう役人がいれば仕分けなんてしなくていいのに!2010/05/20
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