なぜ聖路加に人が集まるのか―医療の質、医者の資質

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334975456
  • NDC分類 498.021
  • Cコード C0047

内容説明

今、日本の医療現場では、なにが起こっているのか。深刻な医師不足、羅針盤のない医療政策、必ずしもよい臨床医を育てられない医学部の現実、「患者より研究」の大学病院、過熱する医療事故報道で萎縮する医療現場、医療費を払わないなどのモンスター・ペイシェンツ問題―。京大大学院教授から聖路加国際病院院長になった著者が、これらの医療を取り巻く問題を考える。「最高の医療」を実現するために聖路加がしてきたこと、そしてこれからするべきこととは何なのか。

目次

第1章 理系の「できる子」は医師に向いているか
第2章 医師の育て方
第3章 医療を崩壊させないために
第4章 現場からの医療改革
第5章 「医療の質」とは何か
第6章 聖路加にメディカルスクールを

著者等紹介

福井次矢[フクイツグヤ]
1951年生まれ。76年京都大学医学部卒。聖路加国際病院にて研修後、アメリカのコロンビア大学の聖ルカ・ルーズベルト病院実験心臓病学、ハーバード大学ケンブリッジ病院内科に留学。84年ハーバード大学公衆衛生大学院修了。帰国後、国立病院医療センター(現・国立国際医療センター)循環器内科、佐賀医科大学総合診療部教授、京都大学医学部附属病院総合診療部教授、京都大学大学院医学研究科臨床疫学教授を歴任し、2005年から聖路加国際病院院長。日本内科学会評議員、京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ritz

0
★聖路加の現院長が日本の医療制度について実際あった医療問題を例にわかりやすく書いている。良い病院の存続は良い人材の確保にあり、日本の保険制度では点数制で病院に入っるお金は決まっているため良い人材の確保も難しい。聖路加はこの問題を教育面でフォローすることで良い人材を確保している。医療の質を落とさず無駄な支出をカットし赤字補填していくなど聖路加の取組みはどこも共通する問題であることを再認識できた。2010/08/17

hapim

0
テレビで色々騒がれている医療問題。病院側を批判するだけではなく、病院側が抱える問題を少しでも理解する必要があると感じた。聖路加にはがんばって欲しい。メディカルスクール、どうなったかな。2009/08/21

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