モンスターマザー―世界は「わたし」でまわっている

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 234p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334975289
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「プライド」というエネルギーから「自己愛」パワーを全開させ、多彩な「先制攻撃」を仕掛ける──それがモンスターマザーの特質だ。

●運動会にピザの出前を注文する。
●モテる女にするため、娘に「誘惑メイク」を教える。
●息子の受験不合格は学校の責任と、担任を土下座させる。
●子どもを呼ぶのに「オイ」「てめぇ」、叱るときは「失せろ」「死ね」。
●「お母さんらしい」と言われたらムカつく。
●夫の実家は「義実家」と呼ぶ。

内容説明

15年間、延べ3千人の母親を取材して浮かび上がった「母子破綻」の深刻な広がり…。それに加えて、かつて「コギャル」と呼ばれた世代が出産適齢期を迎え、続々モンスターマザー入りしている!いま、家庭の中で何が起きているのか。今どきの母親たちの異変を読み解く。

目次

第1章 おふくろなんてもういない
第2章 モンスターマザーの生態
第3章 子どもの異変
第4章 脱力モードと勘違い系
第5章 母親になれないよう育てられた
第6章 モンスターマザーを生み出したもの
第7章 母親に未来はあるか

著者等紹介

石川結貴[イシカワユウキ]
1961年静岡県生まれ。自身の生活体験をもとに15年間で延べ3000人の母親を取材。豊富な取材実績から現代家族のリアルな問題を描き出すノンフィクション作品および短編小説集を多数執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まさきち

59
いろいろな母親の事例がでてきたけれど総じて感じたのはみな「私」のための子育てをしているのだなとういこと。そしてそれらがなにも彼女たち自身が好んでそうしたわけではなく、社会全体として「私」中心にことを運ぶ方向へと走った結果なのだなとも感じました。まぁすべての人がそうではないんでしょうが。2016/02/25

ゆみきーにゃ

53
《購入》これって本当に日本の話ですか?って思う内容ばかり。子どもが居ないのでママ友関係や学校等、全く関わりがないが、嘘でしょ?本当に?と思うことばかりで、日本の未来が心配になる。2014/09/25

らむり

52
自己チューで大人になりきれない、お気の毒な母親たち。なんだか世の中のほとんどの母親がこんな感じっていうイメージ持っちゃう内容なのが残念。2014/10/02

とろこ

48
私は昔から、“母親”になるのが怖かった。だから、結婚願望が全くないし、仮に結婚したとしても、子供がほしいとは思えない。自分の母親のようになりたくない、というのが本音である。そんな自分の心理をどうにかしたくて、この本を読んでみた。結果として、私の母は、この本に登場する母親たちと同じく、「子供の為にこんなに頑張っている私」的な、過剰な自己愛を抱えていると確信した。が、それは母親たちだけに非があるのではなく、社会や時代背景の影響も少なくないのだ。現在の“苦”の因果を過去と成育歴だけに求めるのはやめようと思った。2017/04/26

スノーマン

34
世の中はどんどん便利になっている。それゆえに手を抜いても何とか子供は大きくなる。だけど、手を抜けば他人に隠せても一番身近な子供が見ている。モンスターマザーを単なるおかしな人とも思えず、自分も要素あるかもと背筋が寒くなる。安室ちゃんみたいな『若々しくてお母さんに見えない』ことへ羨ましい気持ちが確かにある。母親全体の意識がぐにゃりと歪みつつある。子育てを、新車を前にして恐る恐る無免許運転をするところとはうまい例え…。一歩間違えたら命が奪われる。スーパーカーを乗りこなせなくとも生きるための最低限のルールがある。2014/09/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/545756
  • ご注意事項

最近チェックした商品