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内容説明
ケンカとサッカーで日本人に負けたらヤキ!初めて描かれた在日朝高生の真実。
目次
第1章 僕たちが暴力的だったわけ(朝高ブルース;日曜日のケンカは義務だった ほか)
第2章 福島の山奥にある小さな朝鮮(小中高十二年間の寮生活;日本人妻の子どもたち ほか)
第3章 近くて遠い朝鮮学校と北朝鮮(将軍様より元帥様;「革命歴史」が赤点だと落第? ほか)
第4章 「無冠の帝王」朝高蹴球部の真実(朝高サッカー部の実力査定;技術は高いが、プレーはラフ ほか)
第5章 国籍変更とワールドカップ(韓国籍=韓国人だが、朝鮮籍=北朝鮮人ではない;朝鮮籍のままで韓国訪問 ほか)
著者等紹介
金漢一[キムハニル]
1964年、福島県出身の在日2世。両親は慶尚道出身。小中高の12年間を福島県郡山市と宮城県仙台市の朝鮮学校寮生として過ごす。1987年、英文朝日入社。2002年、日韓ワールドカップの取材をきっかけに、国籍を「朝鮮」から「韓国」に変更した。現在、英字紙「ヘラルド朝日」のスタッフライター(主にスポーツ担当)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エス
3
ほぼ同世代の著者。けれどもあまりにも違う学生生活に同じ昭和の時代を過したとは思えなくて、ただ驚愕。当時の朝高の寮生活、在日朝鮮人としての率直な日本や日本人への感情など、好感は持てないし理解もできないけど、表面的にキレイゴトで仲良くしましょうではなく、互いの違いを知った上で共存するにはどうしたらいいのか?ということを考える参考になりました。2013/10/01
lovekorea
3
「オレも昔はワルでなぁ、いろいろヤンチャしたものさ」系の自慢?話がとてもとても嫌いです。そのヤンチャとやらのせいで、どれだけの人が迷惑を蒙ったのか、その辺りをクリアせずそういう話をするのは人としてどうなんだ、と思わずにはいられません。 この本は、ボクよりも一世代上の朝鮮学校卒業生が当時を振り返って、学内寮内での日常生活について書き綴っています。中盤以降は在日コリアンのかつての生活を知る上で参考にはなりますが、前半部分-ケンカ・カツアゲ(というか強盗)に関する記述があまりにひどく、不快の一言に尽きます。2013/07/07
Hidekazu Ikeda
2
仙台の朝鮮人学校の犯罪事案。 自分が住んでいた横浜市でも、同様な事案があった。 朝日新聞の記者である在日朝鮮人の犯罪の自白とも言えるが、自慢してる。 朝鮮半島の文化として、犯罪でも自慢するのが凄い。 警察に捕まりそうだと、差別だと主張して、在日特権を使うのも明示してる。在日特権は法制度ではなくて、在日朝鮮人団体などが、被害者ビジネスの圧力を掛けて、ゴリ押しすることで、警察や地方自治体が折れるのを、明白に描写しているのも興味深い。2010/10/10
Yoshiki Oi
0
朝鮮学校の内部と、半島の2つの国の間で考える在日朝鮮人の考えが、ユーモラスな文章から伝わってくる。 朝鮮学校に通うと朝鮮民族としてのアイデンティティがぶれなくなる。心はどうあがいても朝鮮人だからと、帰化するようなケースも含め。年齢を重ねてアイデンティティに悩む人とは異なる。これこそが、朝鮮学校の大きな存在価値ではないかな。 生徒も学校外の日本に触れながら生きているわけだから、教育内容に当然無批判ではない。 最後の、ワールドカップと国籍変更の章が深い。「ここが自分の国というのも悪くないなと思えてきた」2014/02/15
bokassa_1er
0
朝高出身者による。ざっくばらんな、素直な体験記。朝高を賛美する本の中には、過剰に賛美する本がたっぷりだが、それを堂々と否定しているあたり、読んでて実にこぎみよい。2011/12/21
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