内容説明
喘息の人はなぜ、頭脳明晰なのか。血友病の遺伝子を持つ女性は、なぜ長生きするのか。アトピーの人が、心やさしいのはなぜか。自閉症の人が、異才を秘めている理由はなにか。人はなぜがんという病を得るのか…。病気には必ずしも一面だけではない優れた特性の裏返しの表れがあり、効用が潜んでいる。無意味な病気などはないのだ。病に対して、プラス思考できるようになる驚きと発見にみちた本。
目次
意味のない病気などない
近眼の女性はオトコを虜にする
アレルギーは清潔社会の証し
血友病の女性は長生きする
嫉妬する人間は生命欲が強い
同性愛と男女の脳の違い
自閉症児は異才を秘めている
糖尿病こそ一病息災のもと
統合失調症だった天才ノーベル賞数学者
うつ病の人は向上心が強い努力家で感性も鋭い
不安神経症の人は危険感知に優れている
眠らなくても生命は損なわれない
痴呆になれば不安が消える?
生きている、だから老化する
人はなぜがんになるのか?
著者等紹介
高田明和[タカダアキカズ]
1935年、静岡県生まれ。慶応義塾大学医学部卒。医学博士。専門は生理学。ニューヨーク州立大学助教授、浜松医科大学教授を経て、同大学名誉教授となる。日本生理学会、血液学会、臨床血液学会評議員。’89年、中国科学院より国際凝固・線溶シンポジウム特別賞を受賞。’91年、ポーランドのビアリストク医科大より名誉博士号を受ける。著書多数。テレビ、ラジオ、講演での解説はわかりやすいと定評がある
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