内容説明
人間なら誰にでも、一度や二度の挫折や失敗はあるはずです。むしろ、そんな経験がないほうがおかしいかもしれません。でもあなたは、そこからちゃんと立ち直れたでしょうか。それとも、いまでもまだ“後遺症”をひきずっていますか。この本には、挫折から立ち直るための「処方箋」が、たくさん書かれています。受験失敗、リストラ、病気、失恋、経済的苦境…挫折のパターンはさまざまです。しかしじつは、あなたにふさわしい立ち直りのコツは、たった一つともいえるのです。そのヒントを、この本から見つけてみてください。
目次
第1章 豊かな日本にひそむ「陥穽」を克服した経済人
第2章 すべてを手に入れた男の「絶望」と「復活」
第3章 肉体の試練が与えた「人生の輝き」への道
第4章 「プライド」を失って得た本当の自分
第5章 死の恐怖から生還して発見した「生きる意味」
エピローグ 人生を意味あるものにする三つの方法
著者等紹介
安本美典[ヤスモトビテン]
1934年生まれ。京都大学文学部卒業。産能大学教授。心理学、言語学、日本古代史を専攻。文学博士
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感想・レビュー
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ほみょ
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★★★★☆困難や苦労があってこそ成長がある、挫折を味わった時こそ強い希望や願望を持ち、それを叶える意志を持ち続ける事が重要、立ち直れる人、立ち直れない人の違いは、自分の人生に意味を持たせることが出来るか出来ないかの違いということか。自分で価値観を変える事ができるかどうかというのも大きい。いろんな人の例が書いてあるが、最後にも書いてあるように、人物が大き過ぎて、現代人である私達の挫折を、司馬遷やアウシュビッツを経験したフランクルの想いと比べるのはおこがましく、すみませんすぐ立ち直ります。と言ってしまいそう。2011/09/29
しいかあ
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V・E・フランクルの理論を紹介する本。全227ページのうち157ページまでが前振りという、水増し感がハンパない本。精神的衛生のためには、「起こることには全て意味がある」と考えたほうがいいらしいけど、そういうのもなんだかなあ……。2011/05/27