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内容説明
「最後の清流」四万十川を守るために奔走する。長良川に潜って魚たちのいまをレポートする。知床や尾瀬、屋久島の環境保護活動に声援を送る。NHK「生きもの地球紀行」の案内役が日本と世界の各地を駆け回りながら実感した生命のきらめき、そして忍び寄る危機。テレビ画面に映らなかった生きものたちのメッセージを、自然を愛するすべての人に贈る。
目次
第1章 自然への知識を財産にする(わたしの「原点」、知床100平方メートル運動―知床;トキの「優優」が教えてくれた動物保護の難しさ―佐渡;「環境ホルモン問題」の地で見た現実―アポプカ湖 ほか)
第2章 動物の群れの中で感じた温かさと安らぎ(「家族」の死を悼むアフリカゾウ―ケニア;コンドルは飛んできた!―ペルー;百万頭の1000キロ大移動―タンザニア ほか)
第3章 独りだけの海の中で未知の「仲間」と出会う(不毛の砂漠が生んだ豊饒の海―紅海;歌い、躍る“洋上のエンタティナー”ザトウクジラ―オーストラリア;台風の中で考えたクジラと観光―高知 ほか)
第4章 自然と共に生きる人々を見つめる(「この川が死ぬときは、ボクも死ぬ」―長良川;カリフォルニア沖のクジラと日本の「緊張関係」―メキシコ;手作りの割箸―わたしに残された宿題(吉野) ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Tomomi Yazaki
16
ある番組出演をきっかけに、環境保全に打ち込む彼女は日本だけに留まらず、世界各地を飛び回り、様々な体験をする。山も登れば海にも潜る。砂漠や未開のジャングルもなんのその。そして、その時々で感じた思いを素直に語る。残酷な事実も変に柔らかい表現ではなく、その事実がちゃんと伝わるように、あえて冷たい言葉で表現する。たとえば屋久島の縄文杉。それが良く見えるように周りの巨木を伐採してしまった。皮肉にも、世界遺産に登録され、世界中に日本の恥を晒している。いずれにしても人が手を加えると碌なことにならないようです。2025/09/24