絶対帰還。―宇宙ステーションに取り残された3人、奇跡の救出作戦

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  • サイズ B6判/ページ数 480p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334962043
  • NDC分類 538.9
  • Cコード C0098

出版社内容情報

2003年2月のコロンビア爆発事故により、スペースシャトルの打ち上げは中止された。しかし、次のシャトルが向かうはずだった宇宙ステーションには、3人の宇宙飛行士が取り残されていた──。 救出作戦の成否は!? 生還のための戦い」を描いた感動の人間ドラマ。
★『本の雑誌』2008年度ベスト1!

内容説明

「悪い知らせがある」ハウエルがいった。ペティットとバウアーソックスは最後まで聴かなくても、掛け値なしの悪い知らせだとわかった。「機体が失われた」迎えの船は来ない―。コロンビア爆発。帰還、無期延期。米ロ共同ミッションが始まった。

目次

第1章 単純な機械
第2章 向こうの世界
第3章 孤独の地形
第4章 時間と距離
第5章 あなたは遠く
第6章 孤独のいちばんいいところ
第7章 地球照
第8章 細い糸
第9章 管制センター
第10章 問題発生
第11章 世界の重さ

著者等紹介

ジョーンズ,クリス[ジョーンズ,クリス][Jones,Chris]
カナダのナショナル・ポスト紙でスポーツ・ライターとして活躍し、最も優秀な若手ジャーナリストにあたえられる賞を受賞。その後、フリー編集者兼スポーツ・コラムニストとして米エスクァイア誌に参加。2005年、同誌に発表した記事が全米雑誌賞の特集記事部門で最優秀作に選ばれた。カナダのオタワ在住

河野純治[コウノジュンジ]
1962年生まれ。明治大学法学部法律学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

猿吉君

20
宇宙ステーションについてのドキュメンタリーという作品でタイトルから想像する大きな事故→対処して帰還をやり遂げる!という話ではあまりなかったです。①とはいうものの宇宙飛行士や宇宙船に興味があるので非常に楽しく読ませてもらいました。②宇宙では既に米ロは仲良しなんだというのにほっこしります。③段々世間が宇宙に興味を失っていき、予算も削られていく様子が感じられて複雑な気持ちになりました。点数80/100→スペースシャトルの栄枯盛衰がリアルで見ていた身とすると悲しかったです(T_T)2020/07/13

Ponyo

11
いつも宇宙開発関連の情報を楽しませてもらっている内山崇さん(宇宙飛行士選抜試験のファイナリスト)が強く薦めていた一冊。ISS滞在中の3人の宇宙飛行士が、コロンビア号の事故により帰還できなくなってしまう実話。03年の出来事だから、宇宙に行くことが未だにどれだけ危険や死と隣り合わせかがリアルに伝わってくる。というより、宇宙飛行士の精神的・肉体的過酷さや人間らしさをここまで描いたものは初めて読んだ気がする。過酷だと分かっていても、映画や講演では華やかな活躍の方が強調されているからだ。忍耐と人間力を尊敬する。2019/04/13

yooou

11
☆☆☆★★ 久々椎名誠の本に出てきたので読んでみたけども、微妙。思い起こせば確かに大絶賛していた訳でもなく・・・・椎名さんは相変わらず第一級の読書家であることが判明2017/03/02

moe

7
宇宙への旅立ちと帰還、宇宙ステーションでの生活、宇宙へ行った経験がどのようなものなのかが、少しだけですが分かったような気がします。過酷でありながら魅力的である宇宙体験、宇宙飛行士たち各人の本来持つ人間性が、その後の人生の明暗を分けることを知りました。文章はいろいろな時代に遡ったり戻ったりしてやや分かりにくかった気がしますが、内容は満足いくものでした。じっくり読みたい1冊です。2011/01/03

etoman

5
帯の煽り文句を読んで、もっと大冒険ノンフィクションかと思ったが、落ち着いたノンフィクションだった。けど、最後の最後に無事帰還できた時はホッとしました。2009/01/17

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