出版社内容情報
認知症やがん、LGBTといった社会課題を「クスリ」と笑える見せ方に変えるその思考法を一冊にまとめる。
内容説明
「どれだけ大切なことだったとしても、伝わらなければ、存在しないのと同じ」。伝えることに向き合い続けた著者が考える、これからの“企画のあり方”。
目次
序章 「大切なことが伝わらない」葛藤と向き合った10年間
第1章 企画―あなたの「立てた指」には何人がとまる?
第2章 表現―「北風」ではなく「太陽」のアプローチ
第3章 着地―企画の着地は「仲間」で9割決まる
第4章 流通―「おいしいところを、おいしいカタチで」届ける
第5章 姿勢―「中途半端なプロ」より、「熱狂する素人」
著者等紹介
小国士朗[オグニシロウ]
株式会社小国士朗事務所代表取締役/プロデューサー。2003年NHK入局。『プロフェッショナル仕事の流儀』『クローズアップ現代』などのドキュメンタリー番組を中心に制作。その後、番組のプロモーションやブランディング、デジタル施策を企画立案する部署で、ディレクターなのに番組を作らない。“一人広告代理店”的な働き方を始める。一五〇万ダウンロードを記録したスマホアプリ「プロフェッショナル私の流儀」の他、個人的なプロジェクトとして、世界一五〇カ国に配信された、認知症の人がホールスタッフを務める「注文をまちがえる料理店」なども手がける。2018年NHKを退局し、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ブック
9
以前、講演を聞いたときに購入していたが、いま、読み終えた。北風より太陽のアプローチは、NHK時代に社会課題を提起する数多くの番組をつくりながら、それが視聴者に届かないという経験をした小国氏の切実な体験から生まれた信念だ。私はこの本から、小国氏自身の変革の歴史、学びの歴史を感じ取れることが非常に大きな収穫だった。誰も、最初から上手くできるわけではない。しかし学びとる姿勢が人としての成長を促すのだろう。私自身も何度となく壁にぶつかるが、それを糧に成長していければと思う。自分の変化を恐れないことなのだろう。2023/09/23
Yuka
5
deleteCの投稿をSNSで見かけて読んだ。注文をまちがえる料理店とこれ以外の企画は実は知らなかった。何百万DLとかのヒットだけど、たぶんターゲットじゃなかったのかな。今ほどSNSからの情報を得ていなかった部分もあるかも。 どの企画もトレンドのときに体験したかったな…と惜しい気持ち。知っていたらついやりたくなるし、気楽に乗れる。 社会課題はどうしても真面目さが際立つし、ちょっとライトにすると身内から"不謹慎"と刺されることもある。私も巻き込むエネルギーで、誠実にいじり合えるような企画を考えたい。2022/10/05
うさぽん
4
小国さんの講演を聞いて、面白かったので興味をもちました。 「伝わらないものは存在しないものと同じ」、「まずは自分が楽しんで踊ること」 文章からも小国さんの人柄も楽しい方なんだろうなと伝わってくる。 おすすめの一冊です。2023/06/28
DSS
4
「企画・表現・着地・流通・姿勢」 「今、なぜ、これを伝えるのか」 読むのにちょっと気が引けたけど,読んでよかった。 筆者の思いを丁寧に論理的に書いている。 2022/12/01
しゅんぺい(笑)
4
こういう企画のつくりかた的な本っていっぱいあるけど、めちゃくちゃおもろかった。注文をまちがえる料理店とか、なんとなく聞いてはおったけど実際にアイデアが図抜けてるもんなあ。企画・表現・着地・流通・姿勢っていう伝え方もとってもシンプル。ひとと一緒にこういうことやれるってほんま楽しくて幸せやろうなあ。2022/12/16
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