出版社内容情報
寂聴さん自身が影響を受けた言葉、名言の源泉ともなった言葉を紹介し、わかりやすく解説。日本の名僧、文人などが登場。
内容説明
「雨降らば降れ、風吹かば吹け、そう口ずさむと不思議に気持ちが落ち着くのです」寂聴さんが人生の指針としていた名僧や偉人の言葉がここに!
目次
「雨降らば降れ、そう口ずさむと気持ちが落ち着くのです」―心に余裕ができる一休禅師の歌について
「死ぬときは、いさぎよく死ぬのがいい」―生老病死の定めを考えさせる良寛禅師の辞世の句
「何事もほどほどに。やりすぎると失敗します」―幸運を逃さないための法演禅師の4つの戒め
「雨ニモマケズ 風ニモマケズ」―ボランティア精神の神髄を見せる宮沢賢治の詩
「願はくは 花の下にて 春死なむ」―桜をこよなく愛した放浪の歌人・西行法師の和歌
「どんな人にも必ず1つ長所があります」―将軍や剣豪を教えた沢庵和尚の言葉
「みんなが他人のために尽くせば世の中は変わる」―「忘己利他」を説いた最澄上人の教え
「仏さまはいつも近くにいるのに、凡人には見えません」―寂庵に飾られている後白河天皇の今様
「微笑みかけることは、尊い人間の愛の行為です」―貧しい人々のために尽くしたマザー・テレサの教え
「プラス思考でいれば、不幸を寄せ付けません」―窮地を救ってくれる空海上人の言葉〔ほか〕
著者等紹介
瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒。1957年「女子大生・曲愛玲」で新潮同人雑誌賞、1961年『田村俊子』で田村俊子賞、1963年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。1973年に平泉中尊寺で得度、法名寂聴となる。1992年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、1996年『白道』の成果により芸術選奨文部大臣賞を受賞。1998年『源氏物語』現代語訳を完訳。2006年文化勲章を受章。2011年『風景』で泉鏡花文学賞、2018年『ひとり』で星野立子賞を受賞。2021年11月9日に逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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