出版社内容情報
中国が繰り出すハニートラップ、大使館カジノ、大使館の晩餐会に出没するパーティークラッシャー。元公安によって初めて明かされる。
内容説明
元公安が明かす、外国人によるスパイ・テロ・犯罪行為を水面下で阻止する組織の実態。
目次
第1部 公安捜査員(公安警察の基本;公安警察の正体)
第2部 外事課秘録(コンタクト・ポイント;プロトコール・オフィス;外交行嚢;大使館カジノ;プルーフ・オブ・ライフ ほか)
著者等紹介
勝丸円覚[カツマルエンカク]
1990年代半ばに警視庁に入庁。2000年代初めに公安に配属されてからは、一貫して公安、外事畑を歩んだ。途中、数年間、アフリカ某国の大使館にも勤務した。数年前に退職。現在はセキュリティコンサルタントとして国内外で活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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パトラッシュ
130
外事警察は各国大使館の御用聞きかと思えるほど、外交官という名の不良外国人が起こす事故や事件を揉み消す話が列挙される。相手国のメンツを守り貸しを作るのも仕事だろうが、芸能人をスキャンダルから守るマネージャーと大差ないのでは。大使館のパーティーを食い荒らす常連を排除したり、本国で政変が起こるとすぐ新政権に忠誠を誓う姿など、外交官を主役にした小説のようで笑えた。一方で情報を得るため個人的な友誼を結んだり、調査対象と同じ風俗店に通ったりと興信所並みの地道な作業は「公安も楽じゃないんだよ」とのボヤキが聞こえてくる。2022/06/04
ma-bo
87
あまり表に出ることがない「公安警察」の色々と正式名称「警視庁公安部外事課」外国による対日工作、スパイ活動、国際テロリズムを捜査する「外事警察」秘録。2025/02/10
きみたけ
73
著者は元警視庁公安部に所属、セキュリティコンサルタントの勝丸円覚氏。公安部外事課は外国による対日工作やスパイ活動、国際テロなどを捜査する部門で、テロリストがテロを企てたりスパイが日本の国家機密や企業の機密データを盗み取ったりするのを事前に防ぐのが主な仕事。事件が表面化する前に水面下で処理するため、一般人には知られることはないという。公安捜査員の基本的な所作や日常の活動、外事課での珍事件、一般人の大使館との付き合い方などを紹介。活動内容が「SPY×FAMILY」のようでなかなか面白かった😅2023/01/04
k5
49
渡部篤郎の出てたドラマ「外事警察」が好きで、定期的にDVDで見返しているので、見逃せない一冊かと思い。帯に書いてあるような扇状的な部分は、「詳細は明かせません」みたいな終わり方をするものの、外交官たちとの付き合い方の部分はリアリティがあって面白かったです。ちなみにドラマでは渡部篤郎の少年時代をえらいイケメンの男の子がやってるなあ、と思ったら北村匠海なのでした。この本は関係ないけど、長い時間同じドラマ見てるんだと思いました。2024/01/29
きりん★
47
公安とかスパイとか、ドラマや映画の影響でとても気になる存在。知りたい事は載ってなかったけど、大まかな仕事内容がわかった。2022/04/06
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- 和書
- ドラマが見える時