出版社内容情報
「火星の青い夕陽が見たい」。そのためには火星を覆う空気中の95%の二酸化炭素を回収しなくてはと、著者が小学生のときに抱いた夢から始まった研究は、火星移住を叶えると同時に人口爆発、地球温暖化、食料危機、エネルギーなどの問題を丸っと解決!「江戸時代の暮らしに戻らないと地球温暖化は止められない」「地球はもうダメかも」と悲観する多くの非理系人間のために、イラストをたっぷり使い、目から鱗の地球を救う方法をゆるっとふわっとわかりやすく解説します。 “二酸化炭素=人類の敵”を逆手に取った、痛快でミラクルでエコな未来&宇宙予想図!
内容説明
2030年までにCO2排出量を半分にしなければ地球温暖化は止められず、温暖化を止められないと人類の1/3が亡くなるという予測も!?CO2はとかく“悪いヤツ”“人類の敵”と思われがちですが、実は可能性の塊。空気中のCO2から石油の代わりになるものが作れてしまうのです!つまり、石油製品と呼ばれるものから衣食住にまつわるものまで、全てCO2から作れるということ。誰もがボタンひとつでCO2を回収できる世界最小のCO2直接空気回収装置「ひやっしー」と、CO2が切り拓く未来のページをめくってみましょう。
目次
Prologue 「そもそも、“地球と火星”が温暖化問題解決とどう関係があるの?」にお答えします
第1章 地球温暖化って言うけれど、地球って今、どれくらいピンチなの?
第2章 地球を救うには二酸化炭素を吸収するしかない。ひやっしー、誕生!
第3章 誰もがボタンひとつで二酸化炭素を回収できる!ひやっしーのプロフィール
第4章 そらりん計画で、二酸化炭素が地球を救う!
第5章 「地球を守り、火星を拓く」鍵は今や手のひらの中に
Epilogue 僕の“羅針盤”となり、火星への道を照らし出してくれた祖父へ
著者等紹介
村木風海[ムラキカズミ]
2000年神奈川県相模原市生まれ、山梨県出身。化学者、発明家、冒険家、社会起業家。一般社団法人炭素回収技術研究機構(CRRA)代表理事・機構長。東京大学工学部化学生命工学科3年生。小学4年生のころから地球温暖化を止めるための発明と人類の火星移住を実現させる研究を行っている。専門はCO2直接空気回収(DAC)、CO2からの燃料・化成品合成。2017年総務省異能vation「破壊的な挑戦部門」本採択。研究実績をもとに、2019年東京大学工学部領域5推薦入試合格・理科1類入学。同年、日本発「世界を変える30歳未満」30人としてForbes JAPAN 30 UNDER 30 JAPAN 2019 サイエンス部門受賞。2021年、ポーラ化成工業株式会社フロンティアリサーチセンター特別研究員(サイエンスフェロー)、株式会社Happy Quality科学技術顧問を兼任。さらに、内閣府ムーンショットアンバサダーに就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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