出版社内容情報
書評家・投資家・天才プログラマーの小飼弾が優しく教えるお金の本。これさえあれば、お金の教養がわかる。
内容説明
残業はもちろん、働いたら負け。給料を上げなくてはいけないと思っている時点で、完全に負けている。もう労働には価値はない。理想は、誰でも自由に生きて食べていける世の中。なのに、いつまでも「お金」に振り回されるのはなぜか―。いまこそ知っておきたい、お金の本質とこれからの働き方。
目次
1 バランスシートから資本主義が生まれた(バランスシートという画期的な発明が世界を変えた;バランスシートの仕組み ほか)
2 会社はいったい誰のモノ?(会社とは利益を生み出すための「仕組み」;トレーディングも経営も人工知能の仕事に? ほか)
3 儲からない会社はつぶそう(非効率な会社がつぶれるのはよいこと;スティーブ・ジョブズだって自分の会社から追い出された ほか)
4 税金と賃金の仕組み(アベノミクスで得をしたのは誰か?;消費増税は、「持てる者」の陰謀 ほか)
5 お金を配ろう(富の分配に失敗すれば、虐殺が起こるかもしれない;「バラマキ」がダメなのは、ちゃんとバラマかないから ほか)
著者等紹介
小飼弾[コガイダン]
投資家、プログラマー、ブロガー。株式会社オン・ザ・エッヂ(後のライブドア、現在の株式会社データホテル)の取締役最高技術責任者(CTO)を務め、同社の上場に貢献(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あちゃくん
49
僕は小飼さんの考え方が好きなんだと思う。そして年取って、状況がいろいろ変わってきて、よりその考え方が理解できるようになってきたんだと思う。2021/12/04
Tenouji
11
いつもの小飼節で、面白く、一気読み。本質を押さえてからの、「お金」の考え方のポイントを展開。富の分配に関しては税制が肝と喝破w。もちろん、自分は勝ち組側にいることも暴露で、信頼できる内容w。2021/02/10
turtle
6
小飼さんがここで書かれているように、自分で複式簿記を作ってみて、初めて負債も資産の一部であることがわかりました。 借金は必ずしも悪ではない、という言葉に納得。2021/09/21
hiropon181
2
お金というのは共同幻想。会社、資本主義、税制や富の再分配などについて小飼さんの持論があちらこちらに展開されます。結局、モノよりコトですよ、という主張には共感します。2021/06/15
清角克由
2
小飼さんのブログを昔愛読していたので楽しく読めた。格差を無理矢理にでも解消しなければならない理由を社会のケイパビリティの拡大のためという論は面白い。ベーシックインカム導入賛成の意見も同意見なだけに楽しく。お金の仕組みをわかりやすく楽しく飲める良書。2021/04/29