Kobunsha paperbacks
公立炎上―これでも子供を通わせますか?

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334934057
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0037

出版社内容情報

学校に漂うマイナスオーラはなぜこんなに強くなった!?
実情を「隠蔽」せずに伝える!

!現場教師は見た!
●親に殴られて、帰る場所がないから売春●学校は下流社会の収容所●指導力不足教員の末路とは?●デイトレ教師、神様教師、無気力教師ばかりの腐臭職員室●「ゆとり教育」提唱者、寺脇研氏の嘆き●絶対できない「公立民営化」論

【目次】
はじめに
第1章 学校も家庭も炎上中
第2章 腐臭職員室
第3章 学校は格差社会
第4章 ゆとり教育の誤解
第5章 エリートだけは救え!
あとがき
参考文献&資料
巻末付録『経済発展における人的能力開発の課題と対策』一部抜粋

【著者紹介】
明治大学文学部卒。現役高校教師。公立高校3校で実質7年間教壇に立つ。学生時代よりライター活動も行い、週刊誌などに教育問題に関するコメント等を寄せる。著書に『教師のしくみ』(ソフトマジック、2003年)。

内容説明

今の公立校には、真剣に教育を考えている教師などいない。彼らはただ、給料と将来の安定にしがみついている学校の寄生虫である。そして、私もまた、そんな1人になってしまった。かつては教育に対する熱意を持っていた教師たちでも、教育現場で過ごすうちに、教育どころの話ではなくなってしまうのだ。7年間の教員生活の中で著者が出会ったのは、生活費をもらえずキャバクラで働く生徒、理解不能のクレームをつけてくる親、生徒を殺したいという教師たちだった。この悲惨な日常の中で、教師たちは壊れていく。学校・教師がなぜこんなことになってしまったのか?なぜ著者は寄生虫にまで成り下がってしまったのか?それを知りたくて、著者は100人を超える教育関係者に取材した。

目次

第1章 学校も家庭も炎上中(学校をラブホテルにする生徒たち;荒れきった中学校 ほか)
第2章 腐臭職員室(保護者と関係を持つ教師たち;「学校でも緊急の対応」は大嘘 ほか)
第3章 学校は格差社会(指導力不足教員とは何か;指導力不足教員の実態 ほか)
第4章 ゆとり教育の誤解(2006年「履修問題」とは何だったのか?;履修問題の過程と構造 ほか)
第5章 エリートだけは救え!(学校は民営化されるべき;40年ぶりに復活した「全国学力調査」 ほか)

著者等紹介

上田小次郎[ウエダコジロウ]
明治大学文学部卒。現役高校教師。公立高校3校で実質7年間教壇に立つ。学生時代よりライター活動も行い、週刊誌などに教育問題に関するコメント等を寄せる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mazda

28
公立小中高で起きている現実が、いやというほど記載されていたが、それらは想定内だったのでいいとして…。逆に驚きだったのが、文科省寺脇氏のゆとり教育についての話だった。ゆとり教育は画一教育を是正するための政策で、全員をのんびりさせることが目的ではなかったこと、円周率=3は日能研が意図的に偽情報を流して危機を煽ったもの、など、かなり赤裸々なコメントが書かれており、これを読む限り文科省は本気で改革をしようとしていたと考えられる。そうなると、やはり現場が悪いのだろうか…。公立民営化は、僕も賛成かな。2014/08/05

ホセ

1
[図]公立の民営化というこで、公務員教員を淘汰する、という現職教師が書いた本。2009/03/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/126908
  • ご注意事項

最近チェックした商品