内容説明
医療の進歩や食生活の改善の結果、先進国では平均寿命が年々延び、80歳、90歳までシニアライフを送るのは当たり前の時代になってきた。今後は高齢者といえども、健康で社会貢献ができるような元気な生き方が問われるようになる。では、一体現在の「アンチエイジング(抗加齢)」研究はどこまで進んでいるのだろうか?すでに一部の研究者からは、「人は1000歳まで生きられる」という意見も出てきた。また、人体の冷凍保存や肉体のロボット化も、もはやSFのレベルではなくなっている。本書は、そうしたアンチエイジング研究の最前線を、身近な健康食品から遺伝子治療まで広く取り上げるものである。
目次
人はなぜ老いるのか?―老化の5大理論
長生きは「心構え」から―長寿の3原則と意識改革
何が体に効くのか?(アンチエイジングの虚実;玉石混淆の健康食品ブーム)
永遠の命は手に入るのか―欧米式アンチエイジングの向こう岸
アメリカ国防総省のアンチエイジング―軍事技術としての「健康」
貧乏人のアンチエイジング、金持ちのアンチエイジング―カロリー制限と人ホルモンの補充
冷凍保存で未来社会での復活を―ウォルト・ディズニーの夢を乗せて
人造人間の誕生―“別人”になっても生き続ける人たち
著者等紹介
浜田和幸[ハマダカズユキ]
1953年鳥取県生まれ。東京外国語大学卒業後、米ジョージ・ワシントン大学大学院にて政治学博士号を取得。米「戦略国際問題研究所」等を経て、現在、国際未来科学研究所の代表を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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