出版社内容情報
放火犯を追う刑事オリヴィア。二年半前に忘れられない夜を共にしながら音信不通になっていた消防士デイヴィッドと捜査現場で再会し?
内容説明
深夜の放火事件。無人だったはずの建物で身元不明の少女が焼死し、警備員の射殺体が見つかる。現場に向かったのは刑事オリヴィアと消防士のデイヴィッド。かつて運命的な一夜を共にした男女だったが、それぞれの心の傷からあと一歩が踏み出せず、音信不通の日々が続いていた。気まずい再会を経て、捜査協力をきっかけに徐々に心を通わせる二人―。一方、逃げた放火犯は、謎の男からの脅迫を受け、さらなる放火を強要されて追い詰められていく。脅迫者はいったい何者なのか?オリヴィアたちの恋のゆくえは!?
著者等紹介
ローズ,カレン[ローズ,カレン] [Rose,Karen]
ワシントンDC近郊出身。メリーランド大学で化学工学を専攻した後、メーカー勤務のかたわら創作活動を始める。2003年“Don’t Tell”で作家デビュー。第3作『誰かに見られてる』(文春文庫)が2005年のRITA賞最優秀ロマンティック・サスペンス賞に輝き、さらに第11作『愛の炎が消せなくて』で2011年ふたたび同賞を受賞。現在はフロリダ州に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
19
「あなたの情報は漏洩している」その恐怖は、すべての人が持つものではないでしょうか。興味深いテーマですし、美男の消防士と美女の刑事さんの不器用な恋愛もかわいらしい。しかし…シリーズものを賞を受賞しているからと言って未刊のものを飛ばして出版すると、やっぱり違和感がありますね。2016/07/13
veri
18
大事に読みたくてずっと寝かせていた本作。正解でした。悲劇に胸がのたうっているところに、さらにその胸を炎が舐めてきます。泣く間もないほどの切迫感のせいで寝不足です。リヴもデイビッドも傷が治らないうちにまた傷をこさえてくれるので(比喩的にも)こっちが受けたダメージを回復する時間がありません。リヴが譲り受けたフェドーラ帽はきっと美しいのでしょう。きっと温かいのでしょう。リヴと同じように心が凍って、溶ける思いがしました。デイビッドが大事な瞬間にリヴを信じて任せたところに唸りました。やっぱり良い男です。2017/05/17
uni
12
面白かったー!久々に寝る間を惜しんで読みふけってしまった。未訳作品の事件や登場人物が出てくるけれど支障無く読めました。が!是非翻訳して欲しいです。めちゃくちゃ気になります。これから「復讐の瞳」を再読します。2015/12/01
すもも
8
★★★★☆ SILENT SCREAM 2010年作品 犯人の人間関係が全くの予想外でサスペンス的な既視感がなく、次がどうなるのかと楽しんで読めた。ロマンスは、それも少し加えてみようかな程度のものでした。暗い犯罪だけど、ヒーロー、ヒロインが爽やかなので過剰にドンヨリせずすんだ。2016/04/29
アネム
7
★★★★★2017/10/29
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